Fortigate直収IPoE回線でのIPsecVPN SD-WAN構成不可

こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回は、Fortigate直収IPoE回線でのIPsecVPN SD-WAN構成不可の事例についてご紹介します。

事象

Fortigate直収のIPoE回線を複数収容し各回線でIPsecVPNを張った場合にトンネルを束ねて1本としてMPLS回線と負荷分散等のSD-WAN動作させる事は出来なかった。

原因/回避方法

Fortigateの仕様と思われ回避方法が無かった。

IPsecVPNトンネルを終端するインターフェースがIPoEの為にvneインターフェースとなるがvneインターフェースは各VDOM上に出てくるためSD-WANゾーンと紐づけができない。

対応/参考

  • IPoE回線を使用する場合には事前に把握して設計する
    今回はIPsecVPNトンネル複数を束ねてのSD-WAN使用しない構成とした
  • PPPoE回線に変更する
  • 前段にIPoEルータ経由にするなどIPoE直収にしない
  • SD-WAN紐づけは出来ないがインターネット向けとしてはIPoE回線を複数束ねる事は可能

まとめ

  • IPoE直収は他メーカ、製品でもトラブル要素となるため直収せずにIPoEルータ経由を推奨
  • SD-WAN機能は事前検証しての導入を推奨

今回はFortigate直収IPoE回線でのIPsecVPN SD-WAN構成不可の事例についてご紹介しました。