一部のCisco 無線LANアクセスポイントのDFS仕様が電波法基準を満たさない問題

こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回は、一部のCisco 無線LANアクセスポイントのDFS仕様が電波法基準を満たさない問題についてご紹介します。

現象

日本の電波法技術基準によれば動的周波数選択機能(DFS)においては、利用可能チャネル確認(CAC)と利用中チャネルの連続監視を実施する必要があります。CAC を 60 秒間実施し、レーダーが送信する電波が検知されなかった場合、アクセスポイントはその周波数(チャネル)を利用し始めることができます。その後、利用中のチャネルに対して、出現する可能性のあるレーダーが送信する電波を検知するために、新たに連続的な監視を実施します。

影響を受けるソフトウェアにおいては、60 秒間の CAC は期待通りに動作しますが、その後連続的な監視動作中に、アクセスポイントの連続的検知能力が技術基準を満たさないことがあります。

メーカアナウンス

該当機器、バージョン

対象機器

  • AIR-AP2802I-Q-K9
  • AIR-AP2802I-Q-K9C
  • AIR-AP2802E-Q-K9
  • AIR-AP2802E-Q-K9C
  • AIR-AP3802I-Q-K9
  • AIR-AP3802I-Q-K9C
  • AIR-AP3802E-Q-K9
  • AIR-AP3802E-Q-K9C
  • AIR-AP3802P-Q-K9
  • AIR-AP3802P-Q-K9C
  • AIR-AP3802P-P-K9
  • AIR-AP4800-Q-K9
  • AIR-AP4800-Q-K9C
  • AIR-AP1562I-Q-K9
  • AIR-AP1562D-Q-K9
  • AIR-AP1562E-Q-K9
  • AIR-AP1562E-P-K9
  • IW-6300H-AC-Q-K9
  • IW-6300H-DC-Q–K9
  • IW-6300H-DCW-Q–K9
  • ESW-6300-CON-Q-K9

該当バージョン

Cisco AireOSソフトウェアリリース8.3.130.0以降、およびすべてのCisco IOS XEソフトウェア

対応方法

暫定措置

動的周波数選択機能(DFS)を必要としない 5 GHz W52 バンド(36、40、44、48 チャネル)または 2.4 GHzチャネルをご利用ください。

恒久措置

修正バージョンにバージョンアップをします。修正バージョンについてはメーカページを参照ください。

まとめ

  • 一部のCisco 無線LANアクセスポイントでCAC後の連続的検知能力が日本電波法の技術基準を満たさない場合がある
  • 暫定措置はDFS帯域を利用しない、恒久措置はバージョンアップを実施する

今回は一部のCisco 無線LANアクセスポイントのDFS仕様が電波法基準を満たさない問題についてご紹介しました。