Webex Calling(クラウドPBX)紹介とライセンスの選び方

こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回は、シスコシステムズ合同会社が提供しているWebex Callingの概要、ライセンスの選び方をご紹介します。

Webex Callingとは

クラウドPBXのソリューションとなりLocal Gateway(PSTN回線を受信する装置)を利用することで既存PBXと連携できるためWebex CallingをFMCのように使うことが出来ます。
サービス提供は2種類あり当社ではVARモデルでの提供となります。
SPモデル:クラウドPSTN接続のためLocal Gatewayが不要
※日本ではKDDI社が提供
VARモデル:Local Gatewayが必要
※SPモデル以外のベンダーが提供しており既存の電話回線を利用可能
海外ではCisco社提供のクラウドPSTNサービスが開始したためサービスが開始されればLocal Gatewayは不要になりますので日本での提供されればイニシャルが抑えられます。
(その代わり、既存PBX連携は出来ないのでは?と思います)

Flex3.0ライセンス

Webex CallingのFlex3.0ライセンスモデルはサブスクリプションプランでライセンスと保守が一体化されています。
Flex2.0とは併売ですがFlex3.0の方が安価なので特別な理由がない限りはFlex3.0の方がオススメです。
オンプレミスPBX(CUCM)の永続ライセンスが販売終了したため追加ライセンスはFlex3.0を購入することになります。
(永続ライセンスとFlexプランは同居可能とのこと)
永続ライセンスのSWSS(ソフトウェア保守)も来年に販売終了のためFlexプランに1本化されます。

Professional:ボイスメールを含む、全ての機能を利用できます。また、複数のデバイスを利用できます。
       スマートフォンなどで社外でも利用したいユーザにオススメです。

Enhanced:ボイスメールが含まれません、また、単一のデバイスのみ利用できます。
      受付電話やオフィスワーク中心のユーザにオススメです。

https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/collateral/unified-communications/cisco-collaboration-flex-plan/collaboration-flex-plan3-data-sheet.html

Webex CallingとMeetingsが同時利用できるA-WORKライセンスもあります。

主要機能

機能名説明
マルチデバイス対応ハードフォン、Windows、macOS、iOS、Android対応
Voice Mail留守番電話サービス
Call Parkコールを一旦保留して別のデバイスから応答します
Hunt Groupグループを組みルールに従って着信させます
Group Paging音声を同報配信させます
Pre-alert Announcement着信時にアナウンスを流します
Auto Attendants音声での自動応答機能
Voice PortalIVR機能で留守番電話サービスで録音された内容を確認できます

ビジネスで必要な機能は一通り備えてます。


今回はWebex Calling(クラウドPBX)紹介とライセンスの選び方を紹介しました。
次回は具体的な設定方法についてご紹介します。