Webex Callingでのメディア通信最適化機能

こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回は、7月に実装されたWebex Callingの新機能についてご紹介します。

【2022年3月7日追記】

メーカヘルプサイトの記事が更新されSIP-TDM構成(ローカルゲートウェイを利用したISDN接続)はサポートされていないことが判明いたしました。

Webex Callingでのシグナル、メディア通信について

Webex Callingではシグナリング(制御通信)、メディア(音声、ビデオ通信)ともにクラウド経由の通信フローになっています。

ローカルゲートウェイとWebexデバイスが同じネットワークですがクラウド経由になるため多少の遅延は発生します。

Webex Calling media optimization (ICE)とは

Webex Calling media optimization (ICE) を利用するとメディアをIP-Phoneとローカルゲートウェイ間または、IP-Phone内線間のみで通信します。
現時点(2021年9月)では、IP-Phoneのみ対応している機能ですがWebexアプリでも対応予定になっています。

Webexアプリは社内WiFiでの利用はIP-Phoneと同じようになりますが社外でインターネット通信になる場合は
ローカルゲートウェイにインターネットからのインバウンド通信が発生するため固定IPが必要になります。

今回はWebex Calling(クラウドPBX)のメディア通信最適化機能をご紹介しました。
Webexアプリでの実装がされたら検証したいと思います。