ZscalerのIPv6対応に関して
こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回は、ZscalerでのIPv6対応に関してご紹介します。
ZscalerのIPv6サポートに関して
Zscalerはトンネリングとネットワーク アドレス変換 (NAT)を使用してIPv6をサポートしています。
導入方法は、トラフィック転送方法、ロケーション内/外の通信によって異なります。
[ロケーション内のクライアント]
GREトンネルまたはIPSecトンネルを使用して、IPv4 トンネル内のIPv6トラフィックをZsclaerクラウドに転送します。
※トンネルはIPv4で接続します

[ロケーション外のクライアント]
以下の方式でIPv6トラフィックをZsclaerクラウドに転送します
・PAC ファイルを使用 (Webトラフィックのみ)
・Z-Tunnel 1.0 (ZCC)を使用 (Webトラフィックのみ)
・Z-Tunnel 2.0 (ZCC)を使用 (Web トラフィックと非 Web トラフィック)
※セルフホスト型または ISP 提供の NAT64 ゲートウェイ経由で転送が必要です

詳しくはこちらを参照ください。
IPv6導入の前提条件
・ロケーション内でIPv6を使用するためにはIPv6パケットを転送可能なエッジルータが必要です。
・ロケーション外でIPv6を使用するためにはセルフホスト型または ISP 提供の NAT64 ゲートウェイが必要です。
※以下はNATゲートウェイの例

・IPv6機能を有効にするためにはサポートへの依頼が必要です。
※2025年2月現在
まとめ
- ZscalerはIPv6をサポートしている
- ISP 提供の NAT64 ゲートウェイ等必要な構成がある
- IPv6機能を有効にするためにはサポートへの依頼が必要
今回はZscalerでのIPv6対応に関してに関してご紹介しました。