CUCMソフトウェアサポートは2022年初に購入できなくなります(追記:2021年10月末までになります)
こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
CUCMの永続ライセンス販売終了(EOS)が2021年1⽉23⽇にあり、ソフトウェアサポート購入も2022年初に出来なくなります。
今回は今後どうすればよいのか解説します。
(追記):メーカからアナウンスがあり、2021年10月末に発注期限が縮まりました。早急なご検討が必要です!
CUCM永続ライセンスとは
今までのCUCMユーザコネクトライセンス(UCL)は4種類ありました。
ライセンスは永続でソフトウェアサポート(SWSS)を1年単位で別途購入する形でした。
※UWLは省略します
- Cisco UCL Essential
アナログ、単機能電話機サポート - Cisco UCL Basic
7811,7821をサポート - Cisco UCL Enhanced
全てのIP-Phoneをサポート - Cisco UCL Enhanced Plus
2デバイスまでのIP-Phoneをサポート
ライセンスは利用するデバイス種類・数により選択していました。
CUCMソフトサポート(SWSS)の期限
CUCMユーザコネクトライセンス(UCL) が2021年1⽉23⽇に販売終了して
現在の新規及び追加ユーザライセンスはサブスクリプションライセンス(Flex3.0)に移行しております。
既存CUCMユーザコネクトライセンス(UCL)のソフトウェアサポート購入期限が2021年10月31日までとなり
SWSSによるサポートも2024年1月31日までのため2年分の保守更新をするかサブスクリプションへ移行するか判断する必要があります。
なおいずれにせよ、将来的にはサブスクリプションへは移行が必要です。
細かいコールルーティングをしないような環境であれば、CUCMからWebex Callingへの移行も選択肢に入るかと思います。
Flex Plan 3.0とは
Flex PlanはWeb会議用の「Meetings」、通話用「Calling」、コールセンター用「Contact Center」のサブスクリプションライセンスです。
また、その中に「Cloud」「Hosted」「On-premise」と分かれています。
CUCMユーザコネクトライセンス(UCL) の移行先としては、「 Calling 」・「 On-premise 」内のライセンスを購入します。
ライセンス名が異なりますので対応表を記載します。
また、Flex Planの標準提供機能は下記となります。
CUCMソフトウェアサポート期限
ライセンスも重要ですがCUCMのソフトウェアサポートも期限は下記のようになっています。
現時点(2021年9月)では、10.x(問い合わせのみ可)、11.5、12.0、12.5がサポート対象になっています。
それ以外をご利用の方はアップデートのご検討をお願いします。特に10.xをご利用の方は来年初にEnd of Lifeとなります。
また、CUCM 14がリリースされておりますが、アップデートパッチがまだリリースされておりませんので当社は12.5を推奨しております。
Version | End of Software Maintenance Date | End of Life /TAC-Support Date |
7.1 | Jun 22, 2013 | Jun 30, 2015 |
8.0 | Oct 23, 2012 | Oct 31, 2014 |
8.5/8.6 | Jul 26, 2015 | Jul 31, 2017 |
9.x | Mar 31, 2017 | Dec 31, 2018 |
10.x | Jul 1, 2020 | Jul 31, 2022 |
11.0 | Aug 1, 2018 | July 31, 2020 |
11.5 | May 31, 2022 | May 31, 2024 |
12.0 | August 17, 2021 | August 31, 2023 |
今回はCUCMのソフトウェアサポート変更とライセンスについてご紹介しました。