フォームの送信履歴がつかない!? 不具合かなと思ったら
前々回はフォームの作り方、前回はフォームをランディングページで公開する方法について記事を書きました。
フォーム単体でも、ランディングページとしても公開できるというのはPardotの面白いところですね。
今回は、この公開方法の違いによって起こりやすい誤解と注意点についてお話しします。
目次
フォームの送信者が表示されない?
Pardotのフォーム画面下部に「プロスペクト」という枠があるかと思います。
ここにはこのフォームを送信したプロスペクトの一覧が表示されるので、送信者を別途セグメントで絞り込んだり、リスト化したりしなくても、「誰が」「いつ」「このフォームを送信したか?」をすぐに確認できます。
下図は、前々回のブログ記事「フォームを作成しよう!」の手順で作成したフォームの詳細画面です。
「リンク」のURLからフォームにアクセスし、送信したプロスペクトの情報がそのまま表示されています。
では、前回のブログ記事「ランディングページを作成してフォームを公開しよう!」の通り、このフォームをランディングページに組み込んでみます。
こちらの「リンク」を開くと、もちろんランディングページに組み込んだフォームが表示されるので……
リンクにアクセスし、フォームを送信してみます。
名前は「ランディングページからの送信 テスト」、メールは「lp@techvan.co.jp」としました。
そして、Pardotのフォーム詳細画面から送信者一覧を見てみると…
いません。
「ランディングページからの送信 テスト」さんというそのまんまな名前の人がどこにも見当たらず、最初からいた山田 太郎さんだけが表示されているだけです。
原因は「フォームとランディングページの公開リンクの違い」にあった
なぜ送信データが表示されないのでしょうか。
実は、フォームのプロスペクト一覧に表示されるのは、このフォームのリンク(下図参照)から送信した人のデータのみなのです。
下図はフォームを組み込んだランディングページのURLですが、上図のフォーム単体のURLと比べてみてください。
微妙にURLが違うことがわかるかと思います。
では、どこにいるかというと、察しの良い方はもうわかっているかもしれませんが……
はい。ランディングページのほうのプロスペクト一覧にいるのです。
同じフォームを送信したにも関わらず、アクセスするURLによって、どのページの送信一覧に表示されるかが変わってくるというのは、なかなか感覚的にわかり辛いのではないでしょうか?
「送信テストしたのにフォームのプロスペクト一覧に表示されない」「公開したのに全然プロスペクトが集まらない……」という場合、もしかしたら確認する場所が間違っているのかもしれません。
ぜひ一度、アクセス先のURLを確認してみてください。
まとめ
- フォームは同じでも、アクセス先のリンクによって送信履歴の紐づく先が変わる
- お客様にどのリンクでフォームを公開するかは必ず把握すべし
次回は、この仕様によって引き起こされるちょっと困ったPardotの動き方と、この仕様を逆に応用した活用法のご提案をいたします!
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