Meraki冗長構成時の接続設定
こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回は、Cisco Merakiでの冗長構成時の接続設定についてご紹介します。
はじめに
MerakiMXの冗長構成+ MerakiMSの冗長構成をとる場合、フラッピングを起こさないようなインターフェース設定が必要となります。
冗長構成時の検討事項
冗長構成時、下記の事項に気を付けて設定する必要があります。
①Meraki MSにて、Meraki MX(primary)への接続ポートはMX(secondary)への接続ポートより若番ポートに接続する
例)primary接続ポート→1番ポートに接続 / secondary接続ポート→2番ポートに接続

②管理IPサブネットが、自身に設定されているL3インターフェースのサブネットと重複しないようにするためVLANを分ける

※MSスタックの管理VLANをVLAN10、自身に設定されているL3インターフェースとの業務通信用VLANをVLAN20とした例
Meraki MXの設定
1. Meraki Dashboardにログイン>セキュリティ&SD-WAN>アドレス&VLAN>ルーティング
ポート単位のVLAN設定を設定します。
※Meraki MSと接続するすべてのポートに設定します。
※IPアドレスやVLANは環境に合わせ設定してください。
1)ネイティブVLANを必ず設定

2)ネイティブVLANも含めた、通信を許可するVLANを設定

Meraki MSの設定
1.Meraki Dashboardにログイン>スイッチ>スイッチポート
ポート単位のVLAN設定を画像のように設定します。
※Meraki MXと接続するすべてのポートに設定します。
※IPアドレスやVLANは環境に合わせ設定してください。
1)ネイティブVLANを必ず設定

2)ネイティブVLANも含めた、通信を許可するVLANを設定

2.スイッチ>スイッチ設定
STPの設定はデフォルトのままにし、設定変更は行いません。

冗長構成後の確認
冗長構成後、問題なく構成ができているか、以下の点をご確認ください。
・Meraki Dashboard上のスイッチのステータスから、Meraki MSのポートがブロッキングポートになっていることを確認してください。
・Meraki MSがオフラインとなる場合はフラッピングが起きている可能性が高いため、LANケーブルを抜線して設定を再確認してください。

まとめ
今回はCisco Merakiでの冗長構成時の接続設定についてご紹介しました。