【注意】CiscoUC VoiceGatewayでのSmart Licensing Using Policy失効時の影響
こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回はCiscoUC VoiceGatewayでのSmart Licensing Using Policy 失効時の影響についてお伝えします。
スマートライセンスの種類
まず、スマートライセンスの種類についておさらいですがIOS-XE 17.3.2以降は方式変更されています。
- 既存Smart Licensing
IOS-XE 17.3.2以前まではこの方式でした。
- SLR (Specific License Reservation)
IOS-XE 17.3.2以前まではこの方式で完全オフラインも可能でした。
移行のOSバージョンでは利用不可。
- Smart Licensing Using Policy
IOS-XE 17.3.2以降はこの形式のみ対応。
90日毎にレポートが必要となり完全オフラインは不可になりました。
Smart Licensing Using Policy(スマートライセンス)の接続形式
インターネットへのCSSM(Ciscoライセンスサーバ)との直接接続以外に下記の接続形式をサポートしています。
- CSSMと機器が非接続
手動でCSSMへレポート送信、ACKを機器へのインポートを90日毎に実施します。
- CSLU経由でCSSMへ接続
専用プロキシサーバをローカルに構築してレポート送信、ACKをやり取りします。
- CSLUとCSSMが非接続
専用プロキシサーバでレポートをまとめ、手動でレポート送信、ACKをインポートします。
機器の台数やセキュリティポリシーによって構成は異なります。
CiscoUC VoiceGatewayでのSmart Licensing Using Policy失効時の影響(外線サービス停止)
CiscoUCのVoicegawayでISR4000シリーズを利用している場合ですが
CUBE/SRST/CMEの各ライセンスは別途購入しているのでスマートライセンスレポートを実施しないといけない意識が働くかと思いますがUCライセンスのUCK9は組み込まれて出荷(V、VSECのフィーチャーライセンス)されるパターンがほとんどです
そのため、意識的にスマートライセンスのUCK9をレポートしないとSIPサービスが停止してシステム停止状態となります。
TDM(ISDN外線)-SIP構成で利用してCUBE構成ではなくてもSIPサービス停止のため影響があります。
呼制御機能の制限は 17.3.2 と 17.3.3、17.3.4a、17.4.x、17.5.x、17.6.1a バージョンのみで発生し、その以降のバージョンでは発生しませんが現時点(2022/2/8)では以降のバージョンがリリースされておらず全て該当する状態です。
- 参考リンク
今回はCiscoUC VoiceGatewayでのSmart Licensing Using Policy失効時の影響をお知らせをしました。