無線LANのFlex(or Fast) DFS機能を知っていますか?
こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回は、無線LANのFlex(or Fast) DFS機能を知っていますか?についてご紹介します。
6GHz帯が利用できる、WiFi 6Eも日本で利用できるようになりましたがクライアント側が対応するまではまだまだ5GHz帯を利用する必要があります。
DFS(レーダー波回避)
無線LANの5GHz帯W53,56はレーダー波と周波数を共有しており気象、航空レーダー波を検知した場合はチャネル変更をするため60秒通信不可となる仕様となっています。
チャネル変更する際にはスキャンのため60秒間無線LANが切れるので使い勝手が悪く、レーダー波と共有しないW52のみでチャネル設計することも多いかと思います。
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Flex DFS機能
Cisco Aironet、Catalystアクセスポイントに搭載されている機能でチャンネルボンディングをレーダー波検知してチャネル変更しても速度縮退だけで済むようになる機能となります。
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- メーカ説明サイト
Fast DFS機能
Yamaha アクセスポイントに搭載されている機能でチャネル変更は発生しますが60秒待たずに変更先のチャネルで通信開始出来るようになります。
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- メーカ説明サイト
まとめ
- DFSはレーダー波検知で接続が60秒切断される
- Cisco製品はFlex DFS機能(チャンネルボンディングして縮退する)で60秒待たず通信再開できる
- YAMAHA製品はFast DFS機能(2つ目の無線モジュールで常にDFSチャネルスキャンをする)で60秒待たず通信再開できる
今回は無線LANのFlex(or Fast) DFS機能を知っていますか?についてご紹介しました。