「登録解除のリスト」ヘッダーが表示されない?

前回の更新、“「登録解除のリスト」ヘッダー”って、何?では、このヘッダーの概要とメリットデメリットについてお話いたしました。
興味のある方はお試しいただけたかと思います。

その中で、『試したけどうまく表示されなかった…』という方は、あなたのメールの信頼性に問題があるのかもしれません。

メールの信頼性とは?

Gmailなどのヘッダーで表示される「登録解除リンク」ですが、実はリンクが表示されるのは、メール送信元のIPレピュテーション(信頼性)が高い場合に限ります。

IPレピュテーションは、メールの配信実績や、過去の迷惑メール報告の有無などによって変動します。そのため

  • 送信したメールが大量に迷惑メールと判別されてしまった
  • 信頼性の高くないIPから一気に大量配信した
  • メールのコンテンツに、迷惑メールと判別されやすい言葉が使われていた
  • そもそも配信実績が少ない

などの理由により、知らないうちに低下してしまうことがあります。

通常Eloquaでは、Oracle社の用意した各社共通の「共有ドメイン」というものを利用してメール配信をしており、この「共有ドメイン」のIPレピュテーションはOracle社がきちんと管理しているため、ユーザは特に何もしなくても高い信頼性のままメールを配信できています。

しかし、Eloquaから自社独自の「専用ドメイン」でのメール配信をしている場合、自社で継続的にIPレピュテーションの管理をし続けなければならず、担当者が変わるなどして管理を放置してしまったあげく信頼性が下がってしまうこともあります。

もちろん、登録解除ヘッダーが表示されない原因はまた別のものかもしれません。
しかしもし貴社が専用ドメインを利用しており、かつ登録解除ヘッダーが確認できなかった場合は、念のため一度IPレピュテーションの管理方法を見直してみるのもよいでしょう。

まとめ

  • 登録解除ヘッダーは信頼性の高いメールにのみ表示される
  • 専用ドメインでの運用の場合、きちんと管理しなければメールの信頼性が低下してしまうことも

テクバン株式会社では、そんなIPレピュテーションの向上に関するサポートも手がけています。

“自分のIPも、もしかしたら……”
そんな不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください!

OracleEloqua運用サポートサービス
設定に関するお問い合わせや代理設定、トレーニングなど全般的な運用サポートを行います。