ピックリストを日本語で登録する方法
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Eloquaは、1999年にカナダのトロントで創業したマーケティングオートメーションツールです。
当時はようやくインターネットが一般的に普及されはじめ、MAという言葉すら浸透していなかった中で誕生したこのツールこそが、本格的に世界に「マーケティングオートメーション」という概念を広めるきっかけとなったのです。
後にOracleに買収され、更なる飛躍をとげるこのツールですが、実は日本に入ってきたのは2013年と誕生から10年以上経った後のことでした。
それ以降、じわじわと国内に広がり続けているEloquaですが、ちょっと困ったことに未だにジャパンナイズされていないところがあります。
例えば、タイムゾーン。
カナダで作られただけに、Eloquaの標準タイムゾーンは東部標準時。
一部機能は少しずつ日本時間にも対応するように変更されてきていますが、セグメントの日時条件や、CRM連携時のスケジュール設定など、まだまだ東部標準時でしか設定できないところが残っています。
今回の記事の主題であるピックリスト(選択リスト)もその一つ。
ピックリストの選択値の基本的なものは、デフォルトで用意されているのですが、その中の一つ、都道府県を開くと……
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なんとアメリカ50州が設定されてしまっています。(都道府県とはいったい……)
Eloqua導入時の第一歩は、このリストをちゃんとした都道府県に直してあげることから始まるといっても過言ではない……ことはさすがにないですが、第五歩ぐらいには入るかなと思います。
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しかし、この程度の問題は序の口。ピックリストには、もっと不可思議な仕様(バグ?)があるのです。
日本語=特殊文字?
ピックリストとは、下図のように顧客のデータなどを登録する際に選択リストで使用する項目の一覧です。
都道府県や性別、取り扱いのある商品の種別などを登録しておくことで、入力が容易になり、入力者による値のばらつきもなくなります。
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そんなピックリストは、都道府県のように既存の値を編集するだけでなく、任意のリストを自由に登録・編集することもできます。
方法は簡単。Eloquaの設定画面のピックリストの管理から、「新規ピックリスト」の追加を選択して……
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リストの識別名を入力して「保存」するだけ!
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……!?
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なんと、表示名に日本語を入力すると、「特殊文字」と判別されて保存できないんですね。
特殊文字(笑)なんて使わずアルファベットで入れろだなんて、英語アレルギーの私のような人間にとっては致命的な問題です。
なんとかして日本語で登録しなければなりません。できなければOracle社に乗り込んでプログラムを書き換えるしかないのですから。
表示名の日本語登録
前置きが長くなりましたが、表示名を日本語登録する方法はこちらです。
① [アセット] > [フォーム] > [フォームの作成]から「空白のフォーム」を選択します。
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② フォーム要素の中から単一ピックリストを追加します。
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③ 追加したピックリストの「選択リスト」ボタンをクリックします。
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④ この画面では、既存のピックリストを選択するほか、新しくピックリストを追加することもできます。
そしてなんと、ここから追加したときは日本語でもエラーを起こさず登録できてしまうのです。
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もちろん、既存のピックリストの表示名も変更できるので、今まで仕方なく半角英数字で登録していた方は、変更してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ピックリストを変更した後は、フォームは削除してしまって問題ありません。
まとめ
- ピックリストの表示名は日本語登録ができない
- フォームから変更する裏技を使えばバッチリ日本語が使える
- 既存ピックリストの変更も可能