【21Bアップデート情報】セグメントにタイムゾーンが反映できるようになります!
Eloquaは年に4回も大きなアップデートの機会があり、機能修正や追加が頻繁に行われています。
アップデートは2月・5月・8月・11月の四半期ごとに行われるため、直近では2月に機能追加や改修が行われました。
今回は、2021年5月のアップデートによってリリースされたEloqua 21Bバージョンの中で、私が特に気になった機能をご紹介します!
今回は、セグメントに対する有難いアップデートについてご紹介します。
これまでのセグメントの仕様
セグメントとは、たとえばコンタクトを「住所が東京都」、「役職が部長」などの条件で絞り込み、メールの送信対象とするような使い方をするものです。
絞り込む条件は都道府県や役職などのコンタクト自体の情報はもちろん、Webサイトへの訪問状況やメールの開封状況などのアクティビティ(活動履歴)からも設定できますし、「2021年5月1日から5月31日までの間にフォームを提出した人」というように日付をベースにした設定も可能です。
しかしこの日付の設定が曲者でした。
Eloquaはカナダで開発されたシステムのため、デフォルトのタイムゾーンは東部標準時を採用しています。
もちろん、タイムゾーン自体はユーザの設定から変更できるのですが、このタイムゾーンが反映されるのはキャンペーンやプログラム、コンタクトのアクティビティ履歴の表示など一部に対してのみで、先述のセグメントの「2021年5月1日から5月31日までの間にフォームを提出した人」という部分で設定する日時に関しては必ず東部標準時で指定されてしまっていました。
セグメントで日時指定をしたい場合、タイムゾーンにあわせて東部標準時を計算しなおす必要があったため、大変手間がかかっていました。
21Bでのアップデートにより機能改善!
今年5月の21Bアップデートではついに、セグメント、動的コンテンツできちんと自分の設定したタイムゾーンが反映できるよう、機能改善がされました!
ただこの機能、残念ながらアップデートで全員使えるわけではありません。
機能を有効化するには、My Oracle サポートに連絡する必要があるのです。
まとめ
- 21Bアップデートより、セグメントと動的コンテンツの日時条件に自社環境のタイムゾーンが設定できるように
- 機能を使うためにはMy Oracle サポートへの連絡が必要
- 2021年5月のEloquaアップデート(21B)以降に依頼しましょう!