【前編】アクティビティがエクスポートできない!

Eloquaのインポート/エクスポート機能では、コンタクトやアカウントのデータを定期的に出力することができます。

全件のデータをエクスポートすることも可能ですし、特定条件のセグメントのデータのみに絞ってエクスポートすることもできます。

エクスポート機能には、Eloquaにログインしたうえでアイコンの [オーディエンス(人のアイコン)] > [ツール] > [データのエクスポートおよびインポート] からアクセスできます。 エクスポートする対象を選択する画面では、コンタクト・データ、アカウント・データ、アクティビティ・データの3種類を選択できるので、下図のようにアクティビティ・データを出力してみた方も多いのではないでしょうか?

プルダウンでアクティビティ・データを出力する設定にして、そのまま出力すればOK! こんなに簡単な操作もないですよね。では、早速出力して……

……あれ?

出力ファイルには、項目があるものの肝心のデータがありません。

コンタクトも登録されてるし、メール開封やWebアクセスなどのアクティビティも溜まってるはずなのにどうして? と思いますよね。

実は、エクスポート機能で取得できる3種類のデータのうち、アクティビティ出力機能だけはMy Oracle Support(以下MOS)に連絡して機能を有効化してもらう必要があったのです。

有効化

MOSに連絡しないと使えない、ということがわかったので、早速連絡してみましょう。恐らくすぐに対応してくれるはずです。
弊社でも連絡からほぼ1時間程度で「有効化したよ!」と連絡がありました! レスポンスが早いのはMOSの素敵なところですよね。

ではでは、満を持してもう一度エクスポート! これで蓄積したアクティビティががっつり取得できているはず……

……えぇ?(困惑)

機能の制限

MOSにも連絡した、アクティビティも既にとれている。この状態でなぜデータが取得できないのでしょうか?

原因は、アクティビティ出力機能の制限にあります。

この機能、実はMOSに依頼して有効化した以降のアクティビティしか取得できないのです。

つまり、有効化前に取得したアクティビティはエクスポートできないのです。

更に調べていくと、たとえ過去に有効化していたとしても取得できるのは最大2年前までのアクティビティ・データに限られてしまうようです。

まとめ

  • アクティビティのエクスポートをするには事前にMOSに依頼して有効化してもらう必要がある
  • アクティビティは機能を有効化した後のものしかエクスポートできない
  • 取得できるアクティビティは最大でも2年間分のみ

この機能、なかなかに厄介な制限があるものの、有効化さえしていればボタン一つでアクティビティをエクスポートできるのは魅力だと思います。
もし今時点でアクティビティ出力の必要がなかったとしても、とりあえず有効化しておく、というのもいいかもしれませんね。

しかし、「過去のアクティビティが欲しい!」と思った時点ですでに手遅れ、
「2年以上前のデータが欲しい」ときには打つ手なし
。というのも切ない話。

……というわけで、それらを解決する方法を見つけてきました!

次回後編では、インサイト・レポートのカスタマイズ機能を用いて全アクティビティを取得する方法をお伝えします。
今からでも過去全てのアクティビティを取得したい方は必見です!

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