【後編】アクティビティがエクスポートできない!

前回「【前編】アクティビティがエクスポートできない!」では、Eloquaの標準機能を用いたアクティビティのエクスポートの方法をお伝えしましたが、その方法では残念ながら過去全てのアクティビティデータを取得することはできませんでした。
しかし、マーケティングでは、それまでに積み重ねて取得してきた顧客の行動履歴こそが最も重要といっても過言ではありません。

そこで今回は、開発なしで過去全てのアクティビティを出力する方法をお伝えします!

インサイトでレポート作成

データを出力するためにはインサイトで専用のレポートを作成します。
※レポートの基本的な作成方法や権限のつけ方は、【前編】インサイト・レポートのカスタマイズ ―まずは下準備ををご参照ください。

アクティビティにはメール開封やクリック、Web訪問等いくつかの種類がありますが、一つのレポートで全てを抽出することができないため、各種類ごとにレポートを作成しなければならないという点のみご注意ください。

今回はサンプルとして、「メール開封」用のレポートを作成します。

①インサイト右上の [新規▼] > [分析] > [Email Open] を選択し、サブジェクト領域からコンタクトのEmail Addressを追加します。

②さらに、Email Name、Email Open Date/Timeも追加します。
※Email NameはEloqua上でメールを作成したときの名前のことです。もし、メール名ではなくメールの件名のほうが判別しやすい、という場合は、この項目を「Email Subject Line」に変更してください。
もちろん、これ以外の項目で必要なものがあれば自由に追加してください。

③この設定のままレポートを出力すると、下図のように複数行にわたる同一アドレスや同一メールが結合されてしまい、ExcelやCSVのデータとして利用しづらくなってしまいます。

そこで、アドレスやメール列の歯車 > 列のプロパティを選択し、[列書式]タブの値の抑制で[繰返し]を指定し、全行にデータが表示されるようにしておきましょう。
レポートの設定はこれだけです。これを出力するだけで、2年以上前のデータも取得できていることがわかるかと思います。

このように、インサイトを活用するだけで、通常は取得できないと思われたデータまできちんと取得できるようになりました。
もちろんインサイトでは他のアクティビティも出力できますので、気になる方はぜひお問い合わせください!

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