Eメール配信後にクリック数を調べる方法とは?
こんにちは。Oracle Marketing Cloud (eloqua) 特集 編集部です。
以前の記事(顧客にアクション!メールの作り方・その1)(その2)(その3)では、
EloquaでEメールを作成する方法をお伝えしました。
Eloquaでは、メール配信後に「どのリンクがクリックされか」「どれのくらいクリックされたか」「どんな人にクリックされたか」など、さまざまなクリックカウントを取得することできます。
開封率と同じく、クリックカウントで得た情報は、ユーザーの興味関心を分析し、次回の配信や別のマーケティング施策に活用することができますので、非常に重要です。
今回は、そんなクリックカウント機能の確認の仕方をご説明いたします。
キャンペーンから調べる
キャンペーンからは全体のクリック状況を確認することができます。
(1)Eloquaの画面で[オーケストレーション]-[キャンペーン]をクリックし、アクティブ化した対象のキャンペーンを開きます。
(2)キャンペーン画面の右側、レポートをクリックします。
(3)[オペレーショナル・レポート]-[キャンペーンEメール統計]を開きます。
(4)配信結果が確認できます。
Eメール送信済 | 送信されたEメールの数 |
Eメール配信済 | バウンスバックを除き、実際に配信されたEメールの数 ※Eメール送信済-(ソフト・バウンスバック+ハードバウンスバック) |
Eメールのオープン | Eメールが開封された回数の合計 |
一意のEメール・オープン | Eメールを1回以上開封した受信者の数 (同じ受信者が数回開封しても2回目以降はカウントされません) |
クリックスルー | Eメール内のトラッキングリンクがクリックされた回数の合計 |
一意のクリックスルー | Eメール内のトラッキングリンクを1回以上クリックした受信者の数 (同じ受信者が数回クリックしても2回目以降はカウントされません) |
登録解除 | Eメール内の登録解除リンクをクリックして、グローバルに登録解除した受信者の数 |
ソフト・バウンスバック | Eメールアドレス自体は存在するが、受信者のサーバーエラー等によって送信できなかったEメールの数 |
ハード・バウンスバック | 登録されたEメールアドレスが、そもそも存在しない無効なアドレスで送信できなかったEメールの数 |
過去3ヶ月間にアクティブ化されたキャンペーンのデータが表示されます。
それ以前のデータは「インサイト」または「ダッシュボード」から確認できます。
キャンペーンがアクティブの状態でも確認することができますので、配信直後からクリック状況を追うことができます。
インサイトから調べる
全体のクリック数から更に細かくクリックを分析することができます。
(1)Eloquaの画面で[分析]-[インサイト]をクリックし、Oracle BI EEを開きます。
(2)Oracle BI EEの画面で[Report Catalog]-[Email]-[Email Clickthrough Link Breakdown]を開きます。
(3)対象のレポートを出力します。
Email Clickthrough Date | クリック数を確認したい期間を設定します。 |
Select the Emails to Display | 対象のEメールをリストから選択します。 |
設定したら「OK」をクリックします。
(4)レポートが表示され、どのリンクがどのくらいクリックされたかを確認することができます。
左下の「印刷」をクリックするとHTMLまたはPDF形式で出力することができます。
また、「エクスポート」をクリックするとPDF、Excel2007以上、PowerPoint2007以上、Webアーカイブ(.mht)、その他CSV形式などでダウンロードできます。
数字をクリックすると、さらに詳細を確認することができます。
(5)数字をクリック-[Total Clickthroughs by Contact]を開きます。
(6)対象のレポートを出力します。
Clickthrough Date | クリック数を確認したい期間を設定します。※通常デフォルトのままでOKです。 |
Select the Emails to Display | 対象のEメールをリストから選択します。 ※通常デフォルトのままでOKです。 |
Clickthrough Link | 対象のリンクをリストから選択します。 ※通常デフォルトのままでOKです。 |
設定したら「OK」をクリックします。
(7)レポートが表示され、誰が何回クリックしたのかを確認することができます。
こうしたデータを、インサイドセールスや営業に提供することで、効率的なアプローチをかけることが出来ます。
Eメールから調べる
最後にEメール画面から確認する方法です。
(1)Eloquaの画面で[オーケストレーション]-[Eメール]をクリックし、対象のEメールを開きます。
(2)Eメール画面の右側、レポートをクリックします。
(3)いくつかのレポートからクリック状況を確認することができます。
①[オペレーショナル・レポート]-[Eメール・リンク・クリックスルー]
Eメール内に貼ったトラッキングリンクの合計が表示されます。
②[オペレーショナル・レポート]-[最近のEメール・クリックスルー]
クリックされた日付順に、誰がどのトラッキングリンクをクリックしたかが表示されます。
③[その他のレポート]-[クリックスルー・レポート]
Eメール内に貼ったトラッキングリンクのクリック率が表示されます。
総クリック数のうち、何%のコンタクトが対象のリンクをクリックしたかが確認できます。
また、%をクリックすると、具体的に何回クリックされたかも確認できます。
いかがでしたでしょうか?
Eメール配信後は、こうしたレポートを参照することで、ユーザーの行動を探ることができます。
「どこが一番クリックされやすいか」「どんな情報に興味があるのか」「どんなターゲットに効果的だったか」などを分析することで、より効果的なEメールを作成することができますので、皆さんもでひ試してみてください。