セグメントのマージ・共通化・切捨ての違いとは?
セグメントで条件を操作するときに「マージ」「共通化」「切捨て」というメニューを見たことがあるかと思います。
「切捨て」はなんとなく言葉のイメージからわかりそうですが、「マージ」と「共通化」ってどう違うの?と筆者はよくわからなくなってしまいます。
今回はそんな問題を一発解決しましょう! マージ、共通化、切捨ての違いを操作方法とともに説明します。
目次
そもそもどこで操作するの?
※前提としてセグメントに条件が複数存在する必要があります。
まず、セグメントの左側のペインにて、キーボードの[Ctrl]を押しながら2つの条件をクリックすることで、複数選択します。(Windowsを使用している場合)
2つの条件を複数選択した状態で右クリックすると、「マージ」「共通化」「切捨て」をクリックできるようになっています。
「マージ」と「共通化」は、クリックすることですぐに処理が完了し、「マージ済リスト」「共通化リスト」が作成されます。
「切捨て」のみ、複数選択した2つの条件のうち、どちらから引き算をするのかを指定する必要があります。
重複を排除したい条件を選択し、[完了]をクリックします。
すると、このように「切捨て済リスト」が作成されます!
24名メンバーがいる「申込者一覧の共有リスト」から「フィルタ基準1」との重複メンバーが削除され、19名のリストが新規作成されました。
※「マージ」「共通化」「切捨て」のいずれも、作成されるのは静的なコンタクト・リストのため、自動でメンバーが増減することはありません。
マージ
マージとは、重複させずにメンバーを合計したリストを作成する処理です。
たとえば、共有リストにはAさんBさんCさんの3名が含まれ、フィルタ基準にはBさんCさんDさんの3名が含まれている場合、
共有リストとフィルタ基準をマージしたときの結果は、重複無しの合計=AさんBさんCさんDさんの4名となります。
次の図でいえば、円の中全て=背景色のあるところ全てが該当します。
共通化
共通化とは、重複存在しているコンタクトを抽出したリストを作成する処理です。
たとえば、共有リストにはAさんBさんCさんの3名が含まれ、フィルタ基準にはBさんCさんDさんの3名が含まれている場合、
共有リストとフィルタ基準を共通化したときの結果は、双方に重複して存在する人物=BさんCさんの2名となります。
下図でいえば、矢印で示す紫色の部分が該当します。
切捨て
切捨てとは、切捨て元にした条件から重複を排除したリストを作成する処理です。
たとえば、共有リストにはAさんBさんCさんの3名が含まれ、フィルタ基準にはBさんCさんDさんの3名が含まれている場合、
共有リストからフィルタ基準を切捨てると、双方に重複して存在する人物=BさんCさん & 切捨て元に存在しないDさんを引き算し、
結果はAさんのみの1名となります。
下図でいえば、矢印で示す赤色の部分が該当します。
まとめ
セグメントに条件が複数存在するときに、合計や重複の抽出・排除をおこなうのがマージ・共通化・切捨てです。
- マージ:ABC+BCD→ABCD(重複しない足し算)
- 共通化:ABCとBCD→BC(重複所属する人をピックアップ)
- 切捨て:ABC-BCD→A(引き算して重複を排除)
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