Power BI フィルター

前回は、2回にわたってスライサーの機能を紹介しました。
【スライサーの記事はこちら】
Power BI スライサーの基本操作
Power BI スライサーの同期

今回は、スライサー以外で絞り込む機能を持つ「フィルター」について説明していきます。

<目次>

1. フィルターとは

フィルターとは、予めデータを絞り込んでからビジュアル化する機能です。
フィルター処理を実行すると、絞り込んだデータ以外のデータはビジュアル化の対象外となります。

2. スライサーとフィルターの違い

スライサーは、すべてのデータを取り込んだ上でビジュアルに絞り込みをかける機能です。

Power BI スライサー


それに対しフィルターは、ビジュアル化する段階で絞り込みをかけてからビジュアル化します。

Power BI フィルター

3. フィルターの種類

フィルターに項目をセットすると、フィルターの種類が選択できるようになります。

フィルターの選択

1.基本フィルター

基本フィルターでは、フィールド内のすべての値が一覧表示されます。
そこで選択した項目のみがビジュアル化されます。

フィルターの選択

2.高度なフィルター

高度なフィルターでは、より複雑な条件を設定することができます。
特定の値を含む値や含まない値、特定の値で始まる値や始まらない値を指定し、絞り込むこともできます。

例えば、下の画像で条件を指定した場合、売上高が500~1000のデータのみが抽出されてビジュアルに表示されます。

フィルターの使用例

いかがだったでしょうか?
フィルターを上手に使いこなすことで、より分かりやすいビジュアルを作成することができます。
他にもPower BI に関する様々なケースの対処法や手順を紹介していきますので、今後も是非ご覧ください。

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