Power BI データの変換①

前回は、Power BI の導入手順を紹介しました。
この記事を開いてくださった皆さんはPower BIの導入は済んでいることでしょう。
今回は、データ読み込み時の変換について紹介していきます。

<目次>

1.データの取得

まず、データの変換が必要なく、そのままデータを取得する場合の手順を紹介します。

1-1. データを取得する

「データを取得」から、使用するデータの種類を選択する。
今回はcsvファイルを使用します。

Power BI データ変換1

1-2. データの読み込み

Power BI データ変換2

1-3. 読み込み完了

ここれで、フィールドに読み込むことができました。
フィールドから新しいビジュアル(グラフなど)を追加していきます。

Power BI データ変換3

2.データを変換する

2-1. データに不要部分がある場合

データを読み込む際に、不要な部分がある場合があります。下の画像では、1~4行目はデータとして読み込む必要がありません。
この部分をカットして読み込むには、まず「データの変換」を押下しPower Query エディター画面に移ります。

Power BI データ変換4

Power Query エディターでは、取り込んだデータを変換することができます。
今回は、行の削除から「上位の行の削除」を選択し不要部分を削除しましょう。

Power BI データ変換5

上位4行分が不要ですので、「4」と記入しOKを押下します。

Power BI データ変換6

これで、不要部分の削除が完了しました。しかし、「売上No」「日付」・・・の行をヘッダーにする必要があります。

Power BI データ変換7

画面上部にある「1行目をヘッダーとして使用」を押下します。

Power BI データ変換8

これで、想定通りのデータに変換することができました。「閉じて適用」でレポート作成画面に戻り、作業完了です。

Power BI データ変換9

今回は行の削除を紹介しましたが、「列の削除」から同様に列の削除も行うことができます。

2-2.必要な行だけ残して取り込む場合

「行の保持」では残す行を選択し、それ以外の行は自動的に削除することができます。上から10行分のデータのみ使用すると仮定して行ってみましょう。
「上位の行を保持」を押下します。

Power BI データ変換10

10行分を使用するので、「10」と記入しOKを押下します。

Power BI データ変換11

これで、上位10行分のデータのみを抽出することができました。

Power BI データ変換12

いかがだったでしょうか?
他にもPower BI に関する様々なケースの対処法や手順を紹介していきますので、今後も是非ご覧ください。

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