Power BI 複数ページでのスライサー同期

前回は、スライサーの基本操作を紹介しました。
【前回の記事はこちら】
Power BI スライサーの基本操作

今回は2回目。スライサーの同期について説明していきます。

<目次>

1. スライサーを同期する理由

なぜスライサーを同期する必要があるのでしょうか。それは、ページ間での2度手間をなくすためです。
スライサーを同期することで、複数ページにまたがったレポートで同時にスライスをかけることができます。

それでは、まずスライサーを同期しなかった場合を見ていきましょう。

2. スライサーを同期しなかった場合

ページ1で、地域「四国」のスライサーをかけたとします。

ページ2がどうなっているかというと、地域が「すべて」になっていてスライスできていません。
これがスライサーを同期しなかった場合になります。

3. スライサーの同期方法

それでは、上記の問題を解決するためにスライサーを同期してみましょう。

1.表示タブの一番右、「スライサーの同期」をクリックします。

2.下記の画面が出てきたら、いずれかのスライサーをクリックします。

3.同期マークにチェックを入れます。

4.もう一度ページ1の地域のスライサーを「四国」に設定します。

5.すると今度はページ2でも四国で絞り込まれています。

4. 複数ページにスライサーを適用する

同じスライサーを別のページでも使いたい場合、コピー&ペーストで他のページに移すことができます。
ページ3を作って、地域のスライサーをコピー&ペーストしてみましょう。

1.地域のスライサーをコピーする。

2.ページ3に貼り付ける。

3.ビジュアルの同期の画面が出てきたら、「同期」をクリックします。

4.すると、スライサーの同期のページから設定することなくスライサーが同期されます。

いかがだったでしょうか?
他にもPower BI に関する様々なケースの対処法や手順を紹介していきますので、今後も是非ご覧ください。

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