Oracle Database Service for Azure使ってみた!①

 

こんにちは!Azure Virtual Desktop(AVD)特集 編集部です。
今回は、AzureとOCI間でのマルチクラウド疎通である「Oracle Database Service for Azure」を実際に構築しました。

 

【目次】

1.Oracle Database Service for Azure(ODSA)とは

2.全体図

3.前提条件

4.Azure・OCIアカウントリンク手順

5.ODSA構築手順

6.DB接続確認

7.おわりに

 

1.Oracle Database Service for Azure(ODSA)とは

AzureとOCIアカウントを連携することで、OCI上に構築するDBと付随するリソースがAzureの操作感で構築、設定できるサービスとなっています。
利用料はDBの料金のみとなっており、AzureとOCI間を接続しているネットワーク料金が掛かかりません。
※接続確認として構築したDB接続用VMは別途料金がかかります。

 

2.全体図

今回の検証について、全体図は以下の通りです。

 

3.前提条件

構築方法に「完全に自動化されたオンボーディング」と「ガイド付きオンボーディング」の2種類ありますが、今回は、ガイド付きオンボーディングで構築します。

<Azure側前提条件>

●構築するAzureユーザーにAzureADの以下権限を付与していること。
 ・アプリケーション管理者
 ・クラウド・アプリケーション管理者
 ・特権ロール管理者
 ・グローバル管理者

●Azureユーザーがサブスクリプションの所有者であること。

●エンタープライズサービスのOracle Database Serviceで対象ユーザーにMulticloudlink Administratorロールを付与していること。

●エンタープライズサービスのOracle Database Serviceに対してサブスクリプションの以下権限を付与していること。
 ・EventGridデータ送信者
 ・メトリック・パブリッシャのモニタリング
 ・ネットワーク貢献者
 ・協力者(共同作成者)

 

<OCI側前提条件>

●OCIホームリージョンがAzureアカウントで使用できるリージョンであること。(今回はOCIホームリージョンを東京リージョンにしています)

●リンクさせるOCIアカウントがアイデンティティドメインをサポートしていること。

 

4.Azure・OCIアカウントリンク手順


1.以下ODSA構築用リンクに、Azureログイン時の認証情報でログインします。
https://signup.multicloud.oracle.com/azure

 

 

2.Oracle Database Service for Azureのサインアップに必要なAzure権限をOracleに付与するよう求められるので「承諾」をクリックします。

 

3.「Oracle Database Service for Azureにようこそ」ページで、「ガイド付きアカウントリンクの開始」をクリックします。

 

4.「Oracle Cloudアカウントにサインインします」ページでOracle Cloudアカウント名を入力します。AzureおよびOracle Cloudアカウントのリンクに関するドキュメントの条項を読んで同意し、続行をクリックします。

5.リージョンの選択画面でODSAを構築するリージョンを選択します。「続行」をクリックし、アカウントリンクされることを確認します。

 

6.「Link your subscrptions」ページで開始をクリックし、ODSAで使用する所有者権限のあるAzureサブスクリプションを選択、「Link subscription」をクリックします。

 

7.OKを選択後、ステータスが「Linked」になることを確認します。

 

 

5.ODSA構築手順


1.Azureポータルにログインします。

 

2.サービスからリソースグループを選択し、ODSA構築用の以下を作成します。

・サブスクリプション:リンクした対象サブスクリプション
・リソースグループ:新規の場合、「Blog-ODSA-ResourceGroup01」
・リージョン:JapanEast

 

 

3.タグはデフォルト、確認および作成で内容確認し作成します。

 

作成されたことを確認します。

 

4.サービスから仮想ネットワークをクリックし、基本項目で以下情報をクリックします。
・サブスクリプション:対象サブスクリプション
・リソースグループ:2項番で作成したリソースグループを選択する。
・インスタンスの名前:「Blog-ODSA-Vnet01」
・地域:JapanEast

5.それ以降の項目はデフォルトで作成します。

 

内容を確認し、「作成」をクリックします。

 

6.ODSAコンソール画面から「base database」アイコンをクリックし、作成をクリックします。

 

7.「Basics」項目で以下を入力します。
・サブスクリプション:対象サブスクリプション
・リソースグループ:2項番で作成したリソースグループを選択する。
・インスタンス名:「blogdbcs」
・リージョン:JapanEast

8.「Configration」項目で以下を入力します。
・Shape Selection:任意
・Total node count:1
・Available data storage:任意
・ソフトウェアエディション:Standard
・ライセンスタイプ:ライセンス込み
・データベースバージョン:最新を選択する。
・データベース名:「blogcdb1」
・プラガブル・データベース名:「blogpdb1」
・Character set:デフォルト
・National character set:デフォルト

 

9.「Networking」項目で以下を入力します。
・ホスト名接頭辞:blogodsa
・仮想ネットワーク:4項番で作成したネットワークを選択する。
・ネットワーク仮想アプライアンス:任意
・OCI CIDR:100.0.0.0/16

10.「Security」項目で以下を入力します。
・SSH public key source:「generate new key pair」
・パスワード:任意
・TDEウォレットに別のパスワードを使用:チェックを外す

 

11.「Management」項目で以下を入力します。
・自動バックアップの有効化:チェックを外す

12.タグ項目はデフォルトで次へ移動します。

13.確認および作成項目で内容を確認し、Createをクリックします。クリック時にDB鍵をダウンロードする画面が表示されるのでダウンロード、再度Createをクリックします。

DBがデプロイされます。
※デプロイが完了するまでには時間がかかります。

14.デプロイされることを確認します。

15.OCIアカウントにログインすると、DBと付随するリソースが自動作成されていることが確認できます。

 

 

 

6.DB接続確認

1. 先ほど作成したVnet上にパブリックIPをもつLinuxインスタンスを作成します

 

2.作成したLinuxインスタンスにログインします。

3.任意の手順でダウンロードしたDBのプライベート鍵をインスタンスにアップロードします。

 

4.ODSAコンソールからbase database→作成したDBを選択し、IPアドレスをコピーします

 

5.Linuxで以下コマンドを実行し、DBに接続します。

sudo ssh -i ‘鍵’ opc@’DBのIP’
sudo su – oracle
sqlplus / as sysdba

 

 

6.ログインできることを確認します。

 

 

7.おわりに


OCIコンソールログインすることなくDB構築することができました!
接続もAzure上に踏み台サーバを構築するだけでセキュリティリスト・ルートテーブルなど変更せずに接続ができます。
AzureのExpressルートやOCIのFastConnectは自動で構築されるため簡単に検証ができます!

 

今回、参考にさせていただいたサイトは以下になります。

◆Oracle Database Service for Microsoft Azureの技術概要
https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/ja-odsa-technical-overview

◆Oracle Database Service for Azure (ODSA)でBase Databaseを構築しAzureからOCIに接続する
https://qiita.com/ykuma614/items/9bcf764a40a4eec42a17


以上となります。次回は構築したDatabaseの通知管理、監視やバックアップ/リストアを検証してみたいと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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