【Automation Anywhere A2019】変数解説② 変数の「型」

\ こんにちは! テクバンRPAチーム TECHちゃんです✿ /

前回の記事では、変数の考え方や使い方について解説しました!
 → 前回の記事はこちらから★

今回は、A2019で使用できる変数の「型」について解説します♪

★変数の型とは★

変数は、データ(数字や文字列)を入れておく「箱」に例えることができましたね。
箱には種類がいくつかあり、種類ごとに箱に入れることができるデータが異なります。
その箱の種類のことを「型」といいます。
それぞれの変数の箱には、「型」に沿ったデータを格納します。

~イメージ~
 貯金箱を例に考えてみます。
 コイン専用の貯金箱には、コインのみを入れることできます。
 お札を入れることができません。

変数も同じように考えることができ、決められた型のデータのみを格納することができます。

★A2019で使用できる変数の型★

A2019では12種類の型の変数を使用できます。(2020年10月9日時点)
順番に特徴を紹介していきます。

文字列
 文字データを格納することができます。
 数字を文字列型の変数に格納した場合、その値は数字ではなく文字列として扱われます。
 次のような計算結果となるので、注意が必要です。

 例)
  文字列型変数 X = “1” の場合
  X + X の結果は ”11” となります。

数字
 数字データを格納する際に使用します。
 代入アクションを使用することで、四則演算の結果も格納することができます。
 文字列型変数と比較してみましょう。
 
 例)
  数字型変数 Y = 1 の場合
  Y + Y の結果は 2 となります。

日時
 日付と時刻の値を格納する際に使用します。
 デフォルトフォーマットは MM/DD/YYYY HH:MM AM/PM のやや特殊な形式です。
 型変換や代入のアクションを使用することで他のフォーマットに変換することができます。

Boolean
 条件分岐の結果を格納することができます。
 真:true または 偽:falseが格納されます。

ファイル
 ファイルパスを格納することができます。
 ローカルに保存しているファイルや ControlRoomにアップロードしたファイル、
 メールに添付されているファイルなどを取得する際に使用します。

ウィンドウ
 ウィンドウ名を格納することができます。
 操作対象となるシステムやwebページのウィンドウ名を指定する際に使用します。

資格情報
 Credential Vaultの値を格納することができます。
 IDやパスワードなどの機密情報を扱う際に使用します。

リスト
 複数の値をリスト(配列)形式で格納する際に使用します。
 リストから1つの値を取り出す場合はインデックス番号を指定します。

 例)
  リスト型変数 Z = {“あ”, “い”, “う”, “え”, “お”} の場合
  Z[0] の値は “あ” 、 Z[2] の値は “う” となります。

ディクショナリ
 キーとそれに紐づく値を格納することができます。
 電子メールやPDFファイルのプロパティ情報を格納する際に使われることがあります。

テーブル
 表形式(行列)のデータを格納することができます。
 Excelやcsvファイルのデータを取得する際に使用することが多いです。

レコード
 テーブル型変数に格納されたデータのうち、1行分のデータを格納することができます。
 テーブル型で取得したデータを 1行ずつループ処理する際に使用することが多いです。
 レコードから1つの値を取り出す場合はインデックス番号を指定します。
 
 例)
  レコード型変数 A = {“あ”, “い”, “う”, “え”, “お”} の場合
  A[0] の値は “あ”、A[2] の値は “う” となります。

フォーム
 ControlRoomにアップロードされているフォームを格納することができます。
 独自の入力フォームを使用したbotを作成したい場合に使用します。

 

★まとめ★

今回はA2019で扱える、変数の「型」について紹介しました。
それぞれの特徴や用途を理解して変数を作成すれば、より品質の高いbot作成を行うことができます!
 
 

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