【Automation Anywhere A2019】変数解説① 「変数って何??」

\ こんにちは! テクバン RPAチーム TECHちゃんです✿ /

A2019では、「変数」を使ってより高度なBotを作成することができます!
「変数」は、初めてRPAをお使いになる方やプログラミング経験のない方にも知っていただきたい概念です。
今回は変数について解説します♪

★変数とは★

変数とは、特定のデータ(数字や文字列などの値)を入れておくための「箱」に例えることができます。
必要なときに箱からデータを取り出すことも可能です。
1つの変数の中に同時に入れることができるのは、1つのデータのみです。(変数にデータを入れることを「代入」といいます。)
変数に入れたデータは変更することができ、新しいデータが入ると上書きされ、前のデータは消えてしまいます。
処理の中で同じデータを繰り返し使用したい場合や、処理の中でデータが動的に変化する項目を扱う場合に使用します。

変数を使うときは、変数名を付けます。
次の例のように、変数に入れたデータがどのようなものかわかりやすいような変数名をつけるのがおすすめです。

 

★変数を使うメリット★

変数はどのような場面で使うことができるのでしょう?
変数を使うメリットを紹介します♪
九九の計算を例に説明します。

九九で7の段の計算を書いてみましょう!
順番に書き出していくと…

7 * 1
7 * 2
7 * 3
7 * 4
7 * 5
7 * 6
7 * 7
7 * 8
7 * 9

9つの計算式を書くのは大変でしたが、何とか書けました…!


次はこれを、 8 の段の計算に変更してみましょう。

7 を 8 に書き換えて…

8 * 1
8 * 2
 ・
 ・
 ・

すべての計算式を書き換えるのは時間がかかりますよね💦
段が変わるごとに、毎回書き換えをするのは手間ですね。

このようなときに便利なのが変数です。
ではここで、変数を使って九九の計算をしてみましょう!
変数 X に 7 を代入して九九を書くとこのようになります。

変数 X = 7
X * 1
X * 2
X * 3
X * 4
X * 5
X * 6
X * 7
X * 8
X * 9

このように処理の初めに変数 X に 7 を代入すると、すべての X に 7 が適用されます。
九九の計算を 8 の段に変更するときは、変数 X に 8 を代入するだけで済みます。計算式を書き換える必要はありません!
つまり、変数 X を使った X * 1 から X * 9 の計算式を書くと、X に数字を代入することで計算式を書き換えずにすべての段の九九の計算をすることができます。

★変数を組み合わせてもっと便利に★

変数は数字や文字列だけでなく、計算式や変数自体も代入することができます!
また、複数の変数を組み合わせて使うこともできます。

次の例を見てみましょう♪

変数 Y = 変数 X * 9

このように変数 Y に計算式を代入すると、その時の変数 X の値に応じた計算結果が格納されます。
例えば変数 X に7を代入すると、変数 Y には36 ( 7 * 9の結果 )が格納されます。




これを応用して、九九をもっと汎用的に書いてみましょう♪

変数 X = 1
ループ① 開始(9回繰り返す)
変数 Y = 1
 ループ② 開始(9回繰り返す)
  X * Y
  Y = Y + 1
 ループ② 終了
X = X + 1
ループ① 終了

このようにループと変数を組み合わせると、九九の 1 の段から 9 の段までをまとめて書くことができます!

★まとめ★

変数を使うと、煩雑な処理をスッキリと書くことができますね!
変数を使いこなして、より高度なBotを作成しましょう♪
次回は、A2019で使用できる変数の「型」について紹介します!!

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