【Automation Anywhere A2019】Excel操作のコツ♪

＼こんにちは！　TECHVAN RPAチーム　TECHちゃんです✿　／

A2019を使って特定のExcelファイルを更新したいのに、別のExcelファイルが更新されてしまう…
このような経験はありませんか？？
「セッション」の設定がポイントです！　今回はA2019でExcel操作を行うコツを紹介します♪

★A2019のExcel操作★

A2019では、Excelを操作するためのアクションパッケージが3つ用意されています！

①Excelの基本操作
　ExcelがインストールされていないデバイスでExcelを操作する際に使用します

②Excelの高度な操作
　ExcelがインストールされているデバイスでExcelを操作する際に使用します

③Office 365 Excel
　Office365上でExcel Onlineを操作する際に使用します

これらのアクションパッケージを使用することでExcelを操作することができます。

★違うエクセルファイルが更新されてしまう？★

在庫状況を管理するExcelファイル「在庫管理.xlsx」で商品の在庫状況を確認し、在庫が少なくなっていたら「注文書.xlsx」に注文データを追加するBotを作成して実行してみました！

すると… 「注文書.xlsx」ではなく、「在庫管理.xlsx」が更新されてしまいました。

どうしてこのような事象が起きてしまったのでしょうか？？

★セッション★

ここでポイントとなるのが「セッション」です！
セッションとは、システム間で交わされる通信や操作の連なりを指します。
A2019では指定されたセッション情報から、操作対象のExcelファイルの情報を取り出して操作を行います。

同じセッションで複数のExcelファイルを開いた場合、A2019では1つのExcelファイルのみを操作対象として認識します。
このとき、最後に開いたExcelファイルを操作対象として認識します。
私は同じセッションでエクセルファイルを開いていたので、注文書ファイルを更新することができなかったのです。。。

★エクセルファイルは別セッションで扱う★

Excel操作アクションではセッション名を付けることができます！
Excel操作アクションの「アクションの詳細パネル」を見てみると、デフォルトでは、「Default」というセッション名がつけられています。
　

セッション名を変更しないまま、複数のExcelファイルを開いてしまうと、A2019は個別のExcelファイルを認識することができません。

そのため、Excelファイルごとに個別のセッション名を設定する必要があります！！

次のように、Excelファイルごとに、セッション名を設定します。
同じExcelファイルに対する操作を行うときは、各アクションの「アクションの詳細パネル」ですべて同じセッション名を設定します。

例では、
「注文書.xlsx」ファイルに対する操作：セッション名「chumonsho」
「在庫管理.xlsx」ファイルに対する操作：セッション名「zaiko」　　　　と設定しています。