値を空白にしたときのSalesforce項目との同期動作について
Salesforceとの連携機能を設定していると、Account Engagementで作成されたプロスペクトとSalesforceのリードとで、それぞれの項目が同期されます。
24年3月現在ではどちらか片方の値を優先する設定と、最新のレコードを優先して双方向に同期する設定ができるようになっています。
Account Engagement設定>プロスペクト項目>項目の横にある歯車マーク>編集
と進むと同期動作の設定を選択できます。
基本的にはこの設定に従って双方の値が同期されるのですが、例外があるので注意が必要です。
目次
値を空白にすることはできない
一度値を持ったことがある項目は、同期を切らない限り空白値にすることができなくなります。
電話項目の例で見てみましょう。
Account Engagementのプロスペクトから、電話項目の値を手動で空白に更新してみます。
すると同期動作を「最近更新したレコード値を使用する」の設定にしているにも関わらず、CRM(Salesforce)の値を参照して再び値が入力されてしまいました。
このような動作はAccount Engagement/Salesforceの仕様となっており、ユーザー側で設定を変更することはできません。
対処方法
「同期を有効にしたまま値を空白にすることはできない」という根本的な問題が解消されるわけではありませんが、値が不要になった項目には「NULL」や「0000000000」など意味を持っていないことが明らかな値を入力することで空白値の代わりとすることができます。
空白を意味する値として何を入力するかは事前にチーム内で取り決めを行い、作業者ごとに表記のブレが出ないようにしておくことをおすすめします。
まとめ
「同期動作のどれを選んでいても空白にすると値がある方を参照して再入力される」という仕様に気付かないまま運用していると、後になって混乱が生じる恐れがあります。なるべくAccount Engagement/Salesforceを運用するメンバー全員でこの仕様を共有しておきましょう。
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