一つしか値が設定されない?複数選択項目の挙動に注意!

Account Engagementのプロスペクト項目には「複数選択」という種別の項目を設定することができます。

「ドロップダウン」と違って複数の値を同時に保持することができるのですが、想定通りに動かない事例とその対策をご紹介します。

目次

オートメーションで複数選択項目の値を設定する

オートメーションルールや完了アクションではプロスペクト項目の値を設定することができます。アクションで複数選択の項目を選択すると、値を選択リスト形式で選択できます。

例としてフォームに業種(大分類)がIT関連のときに選択肢A、衣装・衣料関連のときに選択肢Bが値として入る完了アクションを設定しました。

値が上書きされてしまう

設定が完了してアクションを動作させてみます。まずIT関連でフォーム送信すると、複数選択項目には選択肢Aが自動的に入っていることが確認できます。

続いて同じフォームで衣装・衣料関連で送信すると、複数選択項目の値は選択肢Bで上書きされ、選択肢Aが消滅してしまいました。

このような動作になる原因は項目設定のオプションにあります。

「複数の応答を記録する」オプションを有効化

Account Engagement設定>プロスペクト項目と進み、設定を行う項目の右にある歯車マークから「編集」をクリックします。

表示された編集画面で「複数の応答を記録して表示する」オプションのチェックを入れて保存します。

この状態でもう一度IT関連でフォームを送信して完了アクションを動作させてみると、無事に選択肢Aと選択肢Bが共存するようになりました。

まとめ

項目値を上書きする動作と追加される動作、どちらを利用するかは運用によるので、皆様の環境に合わせた適切な設定を行ってください。

記事の内容やAccount Engagementに関するお悩みごとは、お気軽に弊社HPお問い合わせフォームからお問い合わせください。