フォームの入力負担を減らしながら、必要な情報を集める方法!~前編~
今回ご紹介するのは、フォームの入力負担の減らし方ながら、情報も集められる方法です!
色んな情報を集めたくて入力項目が増やしたのはいいものの、せっかくページに来てくれた人がフォームの入力が手間で離脱してしまうのは非常にもったいないことです。
また、「毎回同じ項目を入力させられる」、「入力が不要な項目も含まれていて分かり辛い」等々、フォーム作成には気を付けるべき点が多くあります。
Pardotのフォームでは簡単な設定を行うだけで、問題の解決に繋がります。
ぜひ、参考にしてみてください!
目次
- 記事の目的とプログレッシブプロファイリングの概要
- 既に入力済み項目の表示について
- 既に入力済み項目の表示の設定
- 事前入力とは
- 事前入力の設定
- まとめ
1. 記事の目的とプログレッシブプロファイリングの概要
本稿はタイトルの通り、少しでも入力工数を減らし、フォームからの離脱を防ぐことが目的です。
しかし、単純に項目を減らすとマーケティングに必要な情報が集まらず、効果的な運用が難しくなります。
そこで、重要な考え方として、「プログレッシブプロファイリング」があります。
初回に集める情報を最小限に留め、段階的に必要な情報を集める方法です。
例えば、初回は「名前」や「会社名」を、2回目には「所属部署」や「役職」など、必要とする項目を自動で判定してフォームに表示されるよう設定します。
一度にまとめて聞かれるとめんどくさいことでも、複数に分けることで負担が減らすことができます。
また、複数回フォーム入力を行うと属性情報も集まっていくため、より効果の高い人へマーケティング施策を行えます。
ポイントをまとめると、下記のような設定が必要となります。
①一度集めた情報は再度入力させない
②前回入力した情報によって、追加で集めたい項目を表示させる
①については前編で、②については後編 にて説明します。
①と②を組み合わせることにより、入力工数を減らし、更にマーケティングに必要な情報を訪問者から集めることができます。
2. 既に入力済み項目の表示について
Pardotでは、cookieにより訪問者を記憶することができます。
この機能により、Pardotへ訪問者のサイト上での行動やフォームの提出内容が記録されていきます。
入力済みの表示設定を行うことで、以前に入力された情報を隠すことができます。
訪問者にとっては同じ内容を毎回入力する手間が省けますね!
この際、お問い合わせ内容などの都度入力内容が必要項目については、表示しておきましょう。
3. 既に入力済み項目の表示の設定
まず、Pardotのフォームの設定画面を開きます。
マーケティング > フォーム >フォーム
次に、作成したフォームを選択し、「フォームを編集」をクリックします。
そして、「②項目」の設定画面から、入力項目の設定を開きます。
項目の右側にある編集ボタンから、「詳細」をクリックします。
「すでに入力されていても常に表示する」「事前入力しない」のチェックを外すことで、
既にPardotで持っている情報は表示されなくなります。
※メールアドレスの項目のみ、常に表示が必要であり、チェックが外せません。
4.事前入力とは
cookieにより、訪問者が一度入力した情報をフォームへ表示することができます。
つまり、事前入力設定を行うことで、以前に入力された情報を再度入力せずに済みます。
先ほど同様、こちらも訪問者にとっては同じ内容を毎回入力する手間が省けますね!
この際、お問い合わせ内容などの都度入力内容が変わる項目については、事前入力を外しておきましょう。
5.事前入力の設定
設定場所は、3章の既に入力済み項目と同じです。
マーケティング > フォーム >フォーム
次に、作成したフォームを選択し、「フォームを編集」をクリックします。
そして、「②項目」の設定画面から、入力項目の設定を開きます。
項目の右側にある編集ボタンから、「詳細」をクリックします。
「事前入力しない」のチェックを外すことで、既にPardotで持っている情報でフォーム上の項目が入力された状態にできます。
設定はたったのこれだけです!
非常に便利な機能なので、ぜひ使ってみてください!
初回フォーム入力内容と違った値が保存された場合、別のレコードとして作成されます。
どうしても更新されたくない項目がある時だけチェックを入れるようにしましょう。
まとめ
お疲れ様でした!
どちらも簡単な設定であるものの、重要な設定になるので覚えておいてください!
後編では、より応用的な使い方を記載しますのでお楽しみに!
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