Fortigate SSLディープインスペクション、プロキシモードでの脆弱性(CVE-2023-33308)
こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回は、Fortigate SSLディープインスペクション、プロキシモードでの脆弱性(CVE-2023-33308)についてご紹介します。
脆弱性
FortiOSでSSLディープインスペクションをプロキシモードで利用している場合に脆弱性があり細工されたパケットを介して任意のコードまたはコマンドを実行する可能性があります。
Severity:Critical
CVSSv3:9.8
対象のバージョンは下記となります。
- FortiOS バージョン 7.2.0 – 7.2.3
- FortiOS バージョン 7.0.0 – 7.0.10
FortiOS6.4、6.2、6.0は影響をうけません。
修正バージョン
下記のバージョンにアップデートをお願いします。
- FortiOS バージョン 7.2.4 以降
- FortiOS バージョン 7.0.11 以降
先日の脆弱性対応でバージョンアップしていれば修正バージョンになっているかと思います。
【2023年7月13日追記】
HTTP/2 サポートを無効にするワークアラウンドが出ました。
config firewall ssl-ssh-profile
edit "custom-deep-inspection"
set supported-alpn http1-1
next
end
まとめ
- クリティカルのSSLディープインスペクション脆弱性
- 先日のSSL-VPN脆弱性でアップデートしてれば対策済みとなる
今回はFortigate SSLディープインスペクション、プロキシモードでの脆弱性(CVE-2023-33308)についてご紹介しました。