Zscalerのトラブルシューティングツールについて

こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。

Zscalerでは、問題解決を⾏うための様々なトラブルシューティングツールが用意されています。

今回は、よく使われるZscalerのトラブルシューティングツールをご紹介します。

ip.zscaler.comに関して

  • 目的

https://ip.zscaler.com/ にアクセスすることで、デバイストラフィックがZscaler Cloudに流れているかどうかを確認することができます

インターネット宛の通信がZscalerにて保護されているか確認したい場合に便利なツールとなります

  • わかること
    • Zscalerサービスを介して通信しているかどうかが確認できます
    • Zscaler サービスを介して通信している場合には、デバイスがトラフィックを送受信しているZscaler Cloudの詳細情報を確認することができます

  • 参考情報

https://help.zscaler.com/zia/verifying-users-traffic-being-forwarded-zscaler-service

↑インターネット通信がZscaler経由となっていない場合

↑インターネット通信がZscaler経由となっている場合

ZIA Policy Reasons

  • 目的

ZIA 管理者がトラブルシューティングを⾏う際、 Policy Action で表示されたログを検索することで、どの様な理由でブロックされたのかを確認することができます

  • 注意点

現在、検索サイトは英語のみの対応となるため、一度GUIの言語設定を英語にし、英語で表示されたログをサイトで検索する必要があります

  • 確認手順
  1. ZIA管理者ポータルより[Analytics] – [Web Insights] を選択します(新UIは[Logs] – [Internet & SaaS] – [Web Insights])
  2. ZIA管理ポータルからPolicy Action でブロックされたログを確認します
  3. ブラウザからhttps://help.zscaler.com/zia/policy-reasons にアクセスします
  4. 検索ボックスに確認したいログを⼊⼒します
  5. Descriptionでブロックされたポリシーの理由について詳細を確認します

ZPA ステータスコード一覧

  • 目的

ZPA 管理者がトラブルシューティングを⾏う際、Diagnostics のUser Activity で表示されたステータスコードを検索することで、どの様なステータスであるかを確認することができます

  • 確認手順
  1. ZPA管理者ポータルより[Analytics] – [Diagnostics] を選択します(新UIは[Logs] – [Private Applications] – [Diagnostics])
  2. ステータスコードにリンクが埋め込まれているため、ステータスコードをクリックするとhttps://help.zscaler.com/zpa/understanding-zpa-session-status-codesにアクセスできます
  3. 検索ボックスに確認したいステータスコードを⼊⼒します
  4. ステータスコードの内容を確認し、必要に応じてResolutionに記載の対応方法を実施します

ZCCエラーコード一覧

  • 目的

ZCC 管理者がトラブルシューティングを⾏う際、 表示されたエラーコードを検索することで、どの様な理由でエラーが表示されたのかを確認することができます

  • 確認手順
  1. ZCCアプリの使用中に表示されたエラーコードを控えておきます
  2. ブラウザからhttps://help.zscaler.com/zscaler-client-connector/zscaler-client-connector-errorsにアクセスします
  3. 該当する項目を選び、ブラウザの検索機能などを使い、該当するエラー内容を確認します
  4. Resolutionで表示された内容を実施し、エラーが解消するか確認します

Zscaler 障害情報の確認

  • 目的

https://trust.zscaler.com/にアクセスすることで、Zscalerで障害やメンテナンス作業が行われているかを確認することができます

Zscalerの管理ポータルの操作がおかしい場合など、Zscaler側の被疑が疑われる場合は障害やメンテナンス作業が実施されていないかを確認する場合に使用します

  • わかること
    • Zscalerで障害やメンテナンス作業が行われているか確認できます
    • 障害やメンテナンス作業が実施されている場合は、現在のステータスを確認することができます

まとめ

上記を確認しても事象が改善しない場合は、切り分け結果をもとにサポートに問い合わせを実施してください。

今回はZscalerのトラブルシューティングツールに関してご紹介しました。