Zscaler Digital Experience (ZDX)設定手順

こんにちは。ネットワークソリューション特集 編集部です。
今回は、Zscaler Digital Experience (ZDX)設定手順についてご紹介します。

Zscaler Digital Experience (ZDX)とは

Zscaler Client Connector(ZCC)を利用してクライアントデバイス、接続先のアプリケーション状態を可視化してユーザーエクスペリエンスと生産性の問題を検出します。

Zscaler Internet AccessのBusiness Edition以上にZDXスタンダードが付属されて利用可能になっています。

StandardAdvancedAdvanced Plus
アプリケーション監視
SaaSアプリケーション監視
Web/インターネットアプリケーション監視
プライベートアプリ(ZPA経由)監視
デバイス監視
必須デバイスのヘルスモニタリング
ネットワーク経路監視
CloudPathとWeb Probes630100
必須CloudPathトレーシング
高度なCloudPathトレーシング
UCaaSの監視
Microsoft TeamsとZoom
ポーリング時間間隔
Cloudpath15分5分5分
Web監視15分5分5分
デバイスヘルス15分5分5分
統合/データの保存
データの保持2日14日14日
Webhook統合1010
アラート&トラブルシューティング
詳細なトレース2525
アラートルール32525

Zscaler Digital Experience (ZDX)設定手順

Zscaler Digital Experience (ZDX)有効化

Client Connector PortalでZDXが有効になっていることを確認します。

定義済みアプリケーション

ZDXスタンダードでは6個まで監視できます。SaaSはもちろんですが、ZPAで接続された自社アプリケーションも対応可能です。

監視アプリケーションはZDXで定義済みのものと自分で設定するもの(カスタムアプリケーション)があります。

ZDXスタンダードでは下記のアプリケーションが定義済みアプリケーションとなっており、それ以外はカスタムアプリケーションで設定する必要があります。

  • Box
  • ServiceNow
  • Salesforce
  • OneDrive for Business
  • Outlook Online
  • sharepoint_online
  • Microsoft Teams Webアプリ
  • Zoom

カスタムアプリケーション設定

カスタムアプリケーションの設定は、ApplicationにProbe設定を紐づけます。

カスタムアプリケーションはZPAで接続された自社独自アプリケーションも設定可能です。

Probeでは、WebとCloudPathの2種類から監視種別を選択できます。

  • Web
    HTTP観点での監視
  • CloudPath
    通信観点での監視

まとめ

  • Zscaler Digital Experience (ZDX)はクライアント状況を可視化する
  • クライアントデバイスにはZscaler Client Connector(ZCC)が必要
  • アプリケーションはプローブでの監視設定が必要

今回はZscaler Digital Experience (ZDX)設定手順についてご紹介しました。