【期待値高】メール送信時間を自動的に最適化!SEND TIME OPTIMIZATION (STO)が楽しみでしょうがない

Time Control
Time control concept. Organization of process. Vector illustration flat design. Isolated on background. Businessman standing at wall with clock adjusts time.

「Eloquaでも近いうちにAIで機能を作るんですよ」。Oracle技術者の方が呟いていたのはいつだったか。
このたびついに! その全貌が判明したので興奮しながら記事を書いています。Oracle Marketing Cloud (eloqua) 特集 編集部です。

メールは日々大量に届きます。顧客からのメールや社内メール、メールマガジンなど、人によっては日に50通も100通も届くのではないでしょうか。
特にメールマガジンなどは、一度埋もれてしまうとなかなか目につかなくなることも。

SEND TIME OPTIMIZATION (以下、STO)は、そんなお悩みの解決をサポートするため開発されました。

STOで何ができる?

人によって、メールを確認するタイミングは様々です。
朝一で全てのメールに目を通す方もいれば、夕方の余裕があるタイミングで確認する方も、夜寝る前に一通り流し見する方もいます。

仮に、そのタイミングの直後にメールを送信してしまうと、どうなるでしょう?
もちろんメールは、その後もどんどん届いてくるはずなので、次にそのコンタクトがメールを確認する頃には深く埋もれてしまいますよね。

この機能を使うと、対象のコンタクトが”いつもメールを開封する時間の1時間前にあわせて”自動的にメールが送信できるようになります。
これにより、コンタクトのメール確認時に新着メールとして表示されやすくなり、目にしてもらえる可能性が大幅に向上するのです。

送信時間はどうやって決める?

STOでは、過去にコンタクトがメールを開封した時間をもとにメール送信を行います。

過去をもとに、ということなので、過去に一度しか開封履歴のないコンタクトであれば、もちろんその時間が基準となることはわかりますね。
それでは、過去の開封履歴が複数あるコンタクトの場合はどうするのでしょうか。ここで使われるのがAIなのです。

過去の開封履歴が複数ある場合、その履歴の中から情報を学習/分析し、「いつ送信するのがベストなのか?」という判断をEloquaが行います。
つまりメール配信を繰り返し、コンタクトの開封履歴が溜まれば溜まるほど、より正確な判断を導き出すことができるようになるのです。

※補足※
過去の開封履歴は他社インスタンスも含めた全Eloqua環境のものを参照できるわけではなく、あくまで自社のEloqua環境(自社用のインスタンス)内のものしか利用できません。

この機能を使うにはどうする?

いかがでしょうか。ここまで読んでみて、ちょっと使ってみたいと思ったのではないでしょうか。
そんな方は以下の方法で使ってみましょう! ……と言いたいのは山々なのですが、実は残念ながら現在この機能を新しく使う方法はございません。
なぜならばこの機能は、今後のアップデートで正式にリリースされる予定の機能だからです。

Eloquaには、MOSにお願いすることで、リリース前の機能を先行利用できる「Controlled Availability program」というものがあり、当然この機能も一部で先行リリースがされておりました。
しかし、この機能の情報が公開された直後、MOSに先行リリースの依頼が殺到したため、現在では受付を終了してしまっています。

つまり、利用のためにはリリースを待つ必要があるのです。

Oracle社の話では、リリースは今年中を予定しているとのことだったので、もうすぐ使えるようになるかと思います。
今すぐに使えるわけではないですが、楽しみにしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • メール送信のタイミングを自動で調整する機能が爆誕(予定)
  • 2019年9月時点では、今年中にリリース予定

Eloquaはどんどん新機能が追加されています。
今の機能はもちろん、ぜひ新機能にも着目してみてください!

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