メールが不達?バウンスメールをチェックしよう!
こんにちは。Oracle Marketing Cloud (eloqua) 特集 編集部です。
Eメールを複数の人に配信すると、何件かのメールアドレスに送信できず、エラーとして戻ってくるということがあります。Eメールマーケティングでは、これを「バウンス」と呼び、なんらかの理由によって、送信先に正常に配信できなかった不達メールを意味します。
本日は、この不達メールについて、「なぜ不達になるのか?」「もう一度配信するにはどうしたら良いか?」をご紹介したいと思います。
ハードバウンスとソフトバウンス
バウンスは「ハードバウンス」と「ソフトバウンス」に区別されます。
ハードバウンスは、メールアドレスやドメインそのものが存在しない宛先不明の場合など、恒久的なエラーを指します。
具体的には、「アドレスを登録する際、入力に誤りがあった」「受信者が退職し、アドレスが削除されてしまった」というような原因が考えられます。この場合、アドレスの見直し、もしくは配信リストから削除する必要があります。
一方、ソフトバウンスは、受信者のメールボックスの容量が超えている場合や、メールサイズが大きすぎる場合、またはサーバーダウンなど、一時的なエラーを指します。この場合、添付サイズを小さくしてみたり、時間をあけて再度送信することで、正常に受信される可能性があります。
ハードバウンスは、放置せずに正しい情報に更新することで、バウンス率(不達率)を改善することができます。
また、ソフトバウンスに関しては、新たにリストにまとめて再送することで、配信数を増やすことができます。
セグメントから取得する方法
EloquaでEメール配信後にソフトバウンスとハードバウンスの情報を抽出する方法をご紹介します。
(1)Eloquaの画面で[オーディエンス]-[セグメント]をクリックします。
(2)[セグメントの作成]-[空白のセグメント]を選択します。
(3)[+]を押下して、[フィルタ基準]をクリックします
(4)[ハード・バウンスバックとしてマーク]、または[ソフト・バウンスバックとしてマーク]をドラッグします。
※ここでは[ハード・バウンスバックとしてマーク]を選択します。
(5)[特定のEメールを送信済]をドラッグします。
(6)[特定のEメールを送信済]をWクリックし、対象のメールを追加します。
その際、期間を選定することができます。
※ここでは、「2018年7月25日までに少なくとも1回ハードバウンスとして処理した」とします。
(7)件名をつけて保存します。
(8)コンタクトの表示をクリックします。
(9)ハード・バウンスの結果になったアドレスを抽出することができます。
左下のエクスポートから、自身のアドレスにダウンロードすることができます。
インサイトから取得する方法
もう1つ方法があります。
(1)Eloquaの画面で[分析]-[インサイト]をクリックします。
(2)[Emai]lをクリックします。
(3)[Email Bounceback Overview]をクリックします。
(4)期間と対象のメールを設定して、OKをクリックします。
(5)結果が表示されます。
(6)「トータル・バウンスバック」「ハード・バウンスバック」「ソフト・バウンスバック」それぞれの数字をクリックすると、詳細が表示されます。
※ここでは「ハード・バウンスバック」をクリックします。
(7)[OK]をクリックして、対象のレポートを出力します。※通常デフォルトの設定でOKです。
(8)ハード・バウンスの結果になったレポートを抽出することができます。
これらの「ハード・バウンス」「ソフト・バウンス」のメールアドレスを抽出し、削除・修正など整理した後に再送することで、不達だった方に正しく配信できる可能性がぐんと上がるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
大量のメールを配信すると、必ずと言っていいほどバウンスが発生します。
それらの情報を適切にまとめ、次回に生かすことでより良いメールマーケティングを行うことが出来ますので、
メール配信後、バウンスメールをチェックすることをおすすめいたします。