Power BI データ型の変換②
前回は、データ読み込み時の変換について紹介しました。
【前回の記事はこちら】
→Power BI データの変換⓵
1.データ型の種類
Power BI Desktopで使用できるデータ型を紹介します。
1-1. 数値型
10進数:64 ビット (8 バイト) の浮動小数点数を表します。
固定小数点: 小数点区切り文字の右側には常に 4 桁の数字が入る数値型です。
整数: 64 ビット (8 バイト) の整数値を表します。
1-2. 日付型
日付/時刻:日付と時刻の両方の値を表します。
日付:日付だけを表します。(時刻はなし)
時刻:時刻だけを表します。(日付はなし)
日付/時刻/タイムゾーン:UTC の日付/時刻とタイムゾーン オフセットを表します。
期間:時間の長さを表します。
1-3. テキスト型
テキスト:テキスト形式で表現した文字列、数値、または日付を格納できます。
1-4. True/False 型
True/False:True または False のどちらかの値を示す。
1-5. 空白または null 値型
Blank:SQL の null を表し、null と置き換わる DAX データ型です。
1-6. バイナリ データ型
バイナリ形式のその他のデータを表すことができます。他のデータ型に変換してから Power BIに読み込む際、バイナリ ファイルを読み込むときに使用できます。
2.データ型の変換
データを読み込んだ際、データ型が適切に設定されていない場合があります。
そんな時は、Power Query エディターの「変換」タブでデータ型を変換します。
下の画像では、「日付」という列が文字型として扱われているケースです。
画面上部「データ型:テキスト」をクリックし、日付型を選択します。
データが日付型に変更されました。
「日付」の左側のアイコンも日付型のものに変更されています。
3.変換を取り消す場合
Power Query エディターでデータを変換している途中、行った変換事項を取り消す方法を紹介します。
画面右側「適用したステップ」欄に、データを取り込んだ際に変更したステップが記載してあります。
その中の取り消したいステップを✖印で消すことができます。先ほど変換した型を元に戻してみましょう。
日付型が元のテキスト型に戻りました。
以下の画像の通り、途中のステップを削除すると後続のステップにも影響する場合がありますので、ご注意ください。
いかがだったでしょうか?
他にもPower BI に関する様々なケースの対処法や手順を紹介していきますので、今後も是非ご覧ください。
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