Windows 10 バージョン2004で追加された新機能とは？！

皆さんこんにちは、ジョーです。
2020年5月27日に「Windows 10 バージョン2004（May 2020 Update）」が一般公開されアップデート適用の検討や準備が活発になっているのではないかと思います。
そこで今回の記事ではバージョン2004で新たに追加される機能をご紹介します。

クラウドからの回復オプション

Windowsを初期状態に戻す際の選択肢としてクラウドからダウンロードする方法が追加されました。この新機能では初期状態に戻すマシンのスペックやインターネット回線の速度に依存するものの、従来の回復方法に比べて再インストールにかかる時間の短縮が見込めます。

また、ネットワークに接続が可能な状態であれば、再インストールに備えてインスト―ルメディアやストレージ内にOSのイメージが入る領域を準備する必要がないということもあり、メリットの大きい新機能といえるのではないでしょうか。

ChromiumベースのEdge

Microsoft Edgeが新しくなりました。現在は手動でのアップデートが必要ですが、今後はWindows Updateを通じてChromiumベースのEdgeの配信や自動更新が行われるようになるようです。（手動でのアップデートは2004以前のバージョンでも可能です。）
今回は従来のバージョンとの違いを簡単に整理します。

エンジンの変更

これまでのMicrosoft Edgeには「EdgeHTML」というエンジンが搭載されていましたが、新しいMicrosoft Edgeでは「Chromium」に変更されました。

プライバシーの保護を強化

新しいMicrosoft Edgeには追跡防止機能が追加されました。この機能では、 Web を閲覧している間にそのページでブロックされたトラッカーをリスト形式で確認できるようになっています。ブロックする基準は「基本」「バランス」「厳重」の3段階から選択可能です。
※デフォルトの設定は「バランス」になっています。

ホーム画面のレイアウト

Google Chromeのようにホーム画面を自由にレイアウトできる機能が実装されました。この機能では、新しいタブを開いたときに表示される内容をシンプル、イメージ、ニュース、カスタマイズの4種類から選択することができます。

※注意※

①ChromiumベースのMicrosoft Edgeは既定では含まれませんので、別途インストールする必要があります。その際、旧バージョンのお気に入りやパスワード、フォーム入力情報、基本設定は自動的に引き継がれます。

②一度Chromiumベースに変更すると旧バージョンは利用できなくなりますので、旧バージョンで使用している社内システムなどがある場合は検証後の移行をお勧めします。

望ましくない可能性のあるアプリのブロック

業務に必要であれば無料アプリのダウンロードが認められているという会社も多くあると思います。しかし、そのようなアプリはダウンロードの際に何を取得しているかが必ずしも明確ではありません。アプリによってはマシンの動作を遅くする、予期しない広告を表示するといった望ましくない動きを行う場合があります。新しくなったWindows 10ではそのような潜在的に不要なアプリ（PUA）を特定し、懸念があることを知らせることで、本当にそのアプリが必要かどうかを判断できるようにします。

※注意※

この機能はデフォルトでオフになっていますので適用するためには設定を変更する必要があります。

設定手順

設定＞更新とセキュリティ＞Windowsセキュリティ＞アプリとブラウザーコントロール

テキストカーソル

これまでテキストカーソルは棒線のみのシンプルなデザインでした。しかし、バージョン2004では設定からテキストカーソルインジゲーターを有効にすることで、テキストカーソルの幅、形、色を自由にカスタマイズすることができるようになりました。インジゲーターの色は既定の色(7種類)以外にもユーザーが自由に設定できるようになっています。
標準的なカーソルと比べるとその見つけやすさは一目瞭然であり、コンテンツの作成および編集時や、Webをナビゲートする際に役立つ機能だと思われます。

設定手順

設定＞簡単操作＞テキストカーソル

最後に

いかがでしたか？

「進化するOS」という言葉どおり、Windows 10はアップデートを重ねるごとに機能追加や変更、削除が行われています。半年に1度はアップデートが配信されるためIT担当者様は常にアップデートの適用作業に追われているという状態ではないでしょうか。

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