SnowPro Core認定資格 合格ステップ

目次

  1. SnowPro Coreとは?
  2. 学習方法
  3. 試験申込と受験

1.SnowPro Coreとは?

概要

SnowPro Core認定資格(COF-C02)は、Snowflakeの導入、設計、開発、運用に必要なコアな専門知識・技術を身につけていることを証明する資格です。
Snowflakeが提供する資格試験の中では最もベーシックな資格で、Snowflake Cloud Data Platformの知識を証明したい個人を対象としています。

試験形式

試験時間は115分で、100問出題されます。
750点以上で合格となります。

出題範囲など、より詳細な内容はSnowflakeのサイトに記載されていますので、ご確認ください。
https://learn.snowflake.com/en/certifications/snowpro-core-jpn/

2.学習方法

事前準備として、まずはSnowflake Communityのアカウント登録をしてください。
公式のドキュメントやトレーニングを無料で利用することができます。

※Snowflake Communityはこちら。
https://community.snowflake.com/s/

私は以下の順番で学習を進めました。

Snowflake Universityのハンズオントレーニング

Snowflake Universityは、Snowflake Communityサイト内にある無料の学習コンテンツです。
Snowflakeの知識が全くない状態からのスタートだったので、まずはハンズオントレーニングで実際にSnowflakeに触れ理解を深めました。

コースはBadge1~5を実施しました。
Badge 1: Data Warehousing Workshop
Badge 2: Data Application Builders Workshop
Badge 3: Sharing, Marketplace, & Exchanges Workshop
Badge 4: Data Lake Workshop
Badge 5: Data Engineering Workshop

こちらは試験問題として構成された内容ではなく、Snowflakeに触れ、知って慣れてもらう目的となっています。
コース1つあたり数時間を要しましたので、勉強時間の確保ができる方はぜひやってみてください。

公式ドキュメント

まず試験学習ガイドを確認してください。
※試験学習ガイドはこちら。Snowflake Communityにサインインしてください。
https://learn.snowflake.com/courses/course-v1:snowflake+SPSG-Japan+B/about

出題範囲の基本の勉強は、試験学習ガイドに記載されている分野1.0~6.0見出しに沿って公式ドキュメントを読み込みました。
見出しに該当する内容を公式ドキュメントから探して読み、時に探せない場合はネットで単語検索したりして進めました。
試験学習ガイドの各分野に記載されている「学習リソース」のリンクの内容は、ほとんど見ていません。

公式ドキュメントはページ数が多く、探したい情報がすぐ見つからないこともあるので、勉強した内容は自分なりにメモにまとめて後で読み返せるようにしました。

※公式ドキュメントはこちら。
https://docs.snowflake.com/ja

Snowflake UniversityのLevel Up

Snowflake Universityサイト内にあるLevel Upの問題を解きました。
無料で取り組むことができ、座学の知識が身についているかを確認するのに良い教材です。

下記のシリーズを実施しました。
●First Conceptシリーズ
 Level Up: First Concepts
 Level Up: Snowflake Key Concepts
 Level Up: Snowflake Ecosystem
 Level Up: Accounts & Assurances
 Level Up: Container Hierarchy
 Level Up: Data Loading
 Level Up: Resource Monitoring
 Level Up: Backup and Recovery
 Level Up: Final Exam

●Performanceシリーズ
 Level Up: Query History & Caching
 Level Up: Context

各章、動画やドキュメントを読んだ後に問題を解く流れになっています。
Level Up: Final Examは、First Conceptシリーズの総まとめ問題集になっているので、時間がない場合はこれだけでも取り組んでおくことをお勧めします。
(本番の試験問題を思い返すと、この中から同じ問題が出題されていました)

問題集

試験問題の傾向に慣れるため、問題は沢山解くことをお勧めします。
解けなかった問題については公式ドキュメントを読み返す、という流れを繰り返しました。
問題集でほぼ間違えなくなったら、合格ラインが取れると思います。
問題集は3回くらい繰り返しました。

調べると無料の問題集があがっていて利用することができますが、回答が古い(誤っている)場合も多いので、間違った知識を取り込まないように注意してください。

3.試験申込と受験

試験申込

試験申込にはポータルのアカウント登録が必要です。
ポータルにログイン後、申込を行います。(受験する資格、受験言語、受験場所、日程の流れで選択)
受験言語は英語と日本語が選択できますので、選択を間違えないように気を付けてください。
受験料は申込と同時に支払います。
申込完了後はメールが届きます。当日の持ち物や試験室での注意点、また予約変更に関しても記載されているので必ず内容を確認してください。

※ポータルはこちら。
https://snowflake.useclarus.com/login

受験場所と日程

受験場所は試験センターまたはオンライン監督形式が選択可能です。
試験センターによって異なりますが、全ての曜日で開催していて、都合の良い時間を選択することができます。
場所は限られますが平日の業務後にも受けられる試験センターもありました。

試験当日

※試験センターの場合
試験当日の受付では、試験の注意事項に関する説明を受け、本人確認書類の提示と同意書の記載、写真撮影があるため、遅くても15分前までには到着してください。
試験センターの空席状況にもよりますが、今回余裕をもって到着し受付が早く終わったので、予約していた試験開始時間よりも少し早く座席に案内してもらいました。

受付後はロッカーに案内され、手荷物を全て預けます。
その際、私服のポケットに何も入っていない状態にすること、腕時計は外すこと、
携帯電話は電源を切ってロッカーにしまうこと、などを注意されました。

試験室へは会場で渡されるホワイトボードとペンのみの持ち込みになります。
監督員に誘導され席につき、開始ボタンを押してから試験が始まります。

試験終了後、簡単なアンケートを回答し、その場で合格か不合格かの結果が表示されます。
帰りの受付ではホワイトボードとペンを返し、取得したスコアが印刷された紙を受け取り終了です。

試験終了後の1時間以内には試験の結果がポータルで確認できるようになったとのメールが届きます。
証明書のダウンロードもポータルから可能です。

試験中

問題を解く際は「後で見直すフラグ」をつけることができ、一通り解き終わった後に回答を見直すことができます。
複数選択で、指定された数より多くの選択をつけてしまった場合、親切にポップアップでお知らせしてくれます。
100問のうち、全く同じ問題文が出てくることもありました。

さいごに

以上で、SnowPro Core認定資格に合格するまでのまとめでした。
少しでもお役に立てれば幸いです。