そもそもRPAって…?
こんにちは。
今回は、まず”そもそもRPAとは何か?” ということを説明したいと思います。
RPAとは?
Robotic Process Automation /ロボティック・プロセス・オートメーションの略です。
普段行っている事務処理や経理等を、ロボットに覚えてもらって任せよう!という取り組みです。
RPAは2015年ごろからアメリカを中心に注目され始めました。
とくに金融業界では日本国内でも早い段階で着目されました。
RPAは、多くの企業が直面している「人手不足」を解消すると言われています。
また、働き方改革の推進による長時間労働の見直しが話題になっていることから、RPAを導入することでライフワークバランスが確保されると期待されています。
具体的にどんなことができるのか
例えばこんな業務があったとします。
様々なデータから必要な情報を抜き出して、まとめたデータを作成して、それを社内で使用しているアプリに入力して、その作業が完了したらメールを送信して……。
入力するデータが一つなら簡単ですが、たくさんあると大変ですよね。
この一連の作業をロボットに覚えてもらって自動的にやってもらう。
それがRPAです!
もし、この一連の作業が1件あたり5分かかる作業だったとするならば…
10件あれば50分、100件あれば500分(約8時間)、1000件あったとすれば5000分(約83時間)…と莫大な時間がかかってしまいます。
しかしRPAを利用して1件あたり10秒で作業が終わるとすれば…
10件であれば50秒、100件であれば16分、1000件であれば約2時間で終わります!
実際にソフトバンク社では約2000時間かかっていた作業が、RPAの導入によって約2時間に短縮されるという事例もうまれています。
ですがRPAはどんな業務でも自動的できるわけではありません。
自動化に適した業務
次に、どんな業務が自動化できるのかについて説明します。
- 難しい判断が不要な業務
- 1台のPC上のみで行う業務
- 人の手作業でできるレベルの業務
- テンプレート化されたメールの送信
などの特徴がある業務が自動化に適しています。
経理や総務等の業務のほとんどは自動化が可能と言われています。
ではRPAを導入するとどのようなメリットがあるのでしょう。
RPAのメリット
RPAを導入した際のメリットとして以下のようなことがあげられます。
- 時間削減
- ヒューマンエラー防止
- 業務改善
- ライフワークバランス
RPAを導入することで人間にしかできない本来の業務に集中することができます。
その結果、売上向上につながります!
また、時間削減することによって働き方改革にもつながります。
しかし、RPAはいいことが多い反面RPAの苦手な部分もあります。
RPAのデメリット
RPAのデメリットは以下の通りです。
- 業務が止まってしまうリスク
- 情報漏洩のリスク
- 想定しにくい例外に対応できない
- 業務のブラックボックス化
RPAはプログラムの命令通りにしか処理できないため、想定の難しい例外には対応できません。
また、例外が発生してRPAがエラーを起こしてしまうと、業務が停止してしまう可能性があります。
しかし、例外処理等を行い、業務が止まってしまうリスクを軽減し、業務内容を理解した上でRPAを使用すればデメリットも問題ありません。
また、当ブログのテーマであるAutomation Anywhereでは、情報漏洩のリスクを軽減する機能が備わっています。
こちらについてはまた別の記事で紹介します!
まとめ
- RPAは業務を自動化してくれるもの
- PCを使った難しい判断のいらない作業が自動可能
- RPAを導入することで結果的に売上向上、業務時間見直しにつながる
- 想定しにくい例外には対応できず業務が止まってしまうリスクがある
- RPAの特性と業務内容をしっかり把握した上で導入することが大事