Winter’25アップデート情報!取り返しのつかない操作をストップできるように

年3回行われるSalesforce恒例のバージョンアップですが、Account EngagementでもWinter’25にて注目機能が追加されました。

今回はテーブルアクションマネージャーを使ったプロスペクト永久削除の取り消し機能についてご紹介します。

目次

プロスペクトを永久削除するとどうなる?

プロスペクトを削除しても一旦はごみ箱に移動し、Account Engagement設定のごみ箱からいつでも復元することができます。

手動での復元以外にも、同じメールアドレスでフォームを通過した人がいた場合は自動で復元される仕組みになっています。

一方で「永久に削除」を選択して警告画面が出た後削除を実行すると、Account Engagementの環境からそのプロスペクトの情報は完全に削除されます。
同じメールアドレスでフォームを通過しても新規のプロスペクトとして扱われます。

一度警告画面を挟んでいるので操作ミスによってうっかり削除してしまうことは少ないとは思いますが、取り返しのつかない操作のため永久削除した後に「やっぱり元に戻したい」と思っても今まではその対処方法はありませんでした。

しかしこの度Winter’25のアップデートにより、この永久削除の操作をテーブルアクションマネージャーにて取り消すことが可能になりました。

テーブルアクションマネージャーの使い方

Account Engagement設定のOptimizerを開くと、ページの下部にテーブルアクションマネージャーへのリンクがあります。

プロスペクトの永久削除は実行したら即削除されるわけではなく、バックグラウンドである程度の時間をかけて行われます。
削除が完了する前にテーブルアクションマネージャーを開くと、待機中のプロセスが確認できます。

歯車アイコンから「一時停止」を選ぶと削除が保留され、再開を選択するまで実行されることはありません。

「キャンセル」を選ぶと削除を中止してプロスペクトをごみ箱に戻します。復元したい場合はごみ箱から復元操作を行ってください。

まとめ

永久削除を選択してシステムが削除処理を完了するまでの間にキャンセルを行わなければならないため、時間を空けてしまうと間に合わない場合がありますのでご注意ください。
データの整理を行っている時の「万が一」が起こってしまってもまだリカバリーできる手段が残されているという情報は、覚えておくと一つ安心材料になるのではないでしょうか。

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