新機能紹介:オペレーショナルメールが自動化できるようになりました

SalesforceのSummer’24のアップデートに伴い、Account Engagementでもいくつかの変更や機能追加がリリースされました。

今回はその中でもオペレーショナルメールに関する注目の新機能をご紹介します。

目次

Engagementプログラムでオペレーショナルメールを自動化

Account Engagementにおけるオペレーショナルメール機能は、マーケティング目的でない重要な情報を顧客に周知するために利用するものとして位置付けています。マーケティングメールの配信を希望しないプロスペクトに対しても情報を届けることができる重要な機能です。

今までのオペレーショナルメールはリストメール作成時にチェックを付けて設定するもので、その都度配信設定を行う必要がありました。

今回のアップデートではリストメールを利用する方法に加えて、メールテンプレートをEngagementプログラムでオペレーショナルメール扱いで配信することができるようになりました。これにより指定した条件のプロスペクトに対して定型的なオペレーショナルメールの自動配信が実現しました。

前提条件

リストメールとEngagementプログラムに共通して、オペレーショナルメール機能の利用には有効化設定が必要になります。

「Account Engagement設定」タブをクリックして最初に表示されるアカウント設定画面の最下部に、オペレーショナルメールの項目がありますので無効になっている場合は有効化しておきましょう。

有効化されていることを確認したら、メールテンプレートを作成します。

メールテンプレートを作成するときに表示される基本情報の設定画面で、「Engagementプログラムメール」にチェックを入れておきましょう。

この段階ではマーケティングメールとオペレーショナルメールの区別は行いませんので、通常と同じようにメールテンプレートを作成してください。

設定方法

有効化とメールテンプレートの用意ができたら、Engagementプログラムの具体的な設定に進みましょう。

要素を追加>アクション と進み、アクションの一覧をスクロールしていくと下部に「Send Operational Email」があるのでこちらを選択します。
「メールを送信」アクションだと通常のマーケティングメールとして送信されてしまうのでご注意ください。

作成時に「Engagementプログラムメール」にチェックを入れておいたメールテンプレートが一覧から選択できるので、オペレーショナルメール用に作成したテンプレートを選択します。
「いつ?」で即時や待期期間、具体的な日時で配信タイミングを設定できますので、運用状況に合わせて設定して保存します。

これで設定は完了です。Engagementプログラムが実行され、この要素に到達したプロスペクトに対してはメール配信を希望しないオプトアウト状態であってもメール配信が行われます。

まとめ

これまでリストメールで一斉配信する他なかったオペレーショナルメールが配信タイミングの柔軟なEngagementプログラムで自動化できるようになったことで、運用幅が格段に広くなったのではないでしょうか。

この機能を利用してマーケティング性の高い内容のメールを設定してしまうとクレームにつながる可能性があるため、設定には十分に注意しつつ活用してください。

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