【フォーム?フォームハンドラー?】Pardotのフォーム作成方法に迷った時の選び方

こんにちは、Pardotバンブロ担当の柳瀬です。
Pardotにはフォームを作成して公開する方法がいくつかありますが、どの機能を使うべきか判断に迷うことはありませんか? フォーム、フォームハンドラー、ランディングページへの埋め込みなどなど、他にも公開方法は多々ございます。どの機能を使ったらよいか迷った際に簡単に判断できるよう、本記事では各機能の利点をまとめてご紹介します。

目次

  • フォームで公開するメリット/デメリット
  • フォームハンドラーで公開するメリット/デメリット
  • LPで公開するメリット/デメリット
  • まとめ

フォームで公開するメリット/デメリット

まずは、フォームで公開する際のメリットやデメリットをご紹介します。

メリット

フォームで公開する際のメリットは、「iframeやソースの埋め込みによって既存サイトに簡単に設置できる」点です。
コーポレートサイトや特設サイトにPardotフォームを設置することで、プログレッシブプロファイルや項目の事前入力などPardotの便利な機能を活用できます。
また、PardotにてLPを作成または既存LPをコピーして作成したフォームを選択するといった作業がなくなるため、フォームの選択間違えなどの人的ミスを防げます。

デメリット

実装するにはHTMLソースへの理解が必要となります。また、実装先のサイトの保守を別会社に依頼している場合、ソースの説明や実装可否についての検証など、リソースが必要になる可能性がございます。

フォームハンドラーで公開するメリット/デメリット

次にフォームハンドラーで公開する際のメリット、デメリットです。

メリット

フォームハンドラーで公開する際のメリットは、「Pardot外で作成されたフォームを継続して使用することができる」点です。
コーポレートサイトなどで使用されているお問い合わせフォームなど、Pardotを導入する以前のフォームから流入するデータもPardotに取り込みたいというご要望をよくお伺いします。
その際にPardotで作成したフォームをiframeなどで使用とすると、デザインや項目の制御などで変わってしまう点が多くあります。
フォームハンドラーでは既存で使用しているフォームの送信先を変更するだけで、使用しているフォームを入れ替えることなく、Pardotにデータの送信が可能です。

デメリット

Pardotのフォームにて標準実装されている、ボット保護処理を使用することができない点にご注意ください。連動項目なども使用できないため、使用したい場合は各ページにてJavaScriptなどで実装する必要がございます。

LPで公開する際のメリット

最後にLPで公開する際のメリットです。
LPで公開する際のメリットは、いくつかあるため以下にリストします。

  • デザイン/入力制御などカスタマイズができる
  • バニティURLを使用できる
  • ページタイトルを指定できる
  • 検索エンジンからのインデックスを除外できる
  • ページの説明文(Meta description)を指定できる
  • フォームのクローズ作業にてURLを削除しなくとも対応できる

それでは以下で、各メリットを詳しく解説いたします。

デザイン/入力制御などカスタマイズできる

HTMLやJavaScriptをカスタマイズすることで、好きなデザインや項目の入力制御を追加できます。また簡単なものであればPardotのデザインエディタを使用して、コーディングなしで設定が可能です。

バニティURLを使用できる

バニティURLとは、ページを公開するドメインのあとに続く文字列です。


この文字列をフォームのイベントやページの趣旨に合った内容に変更すると、メールや広告のリンクとしてURLの文字が表示されても違和感をなくせます。
※バニティURLを使用するにはカスタムトラッカードメインが必要なため、設定が済んでいないようでしたら貴社情報システム部など管理者にご確認ください。


ページタイトルを指定できる

ページタイトルとはご存知の通り、ページを表示した際ブラウザの上部タブに表示される文字を指します。

未指定の場合は空白ですが、バニティURLのようにページの趣旨に合った文字の表示が可能です。

検索エンジンからのインデックスを除外できる

Googleなど、検索結果からページを表示させたくない場合、LPではソースを編集することなく設定が可能です。

ページの説明文(Meta description)を指定できる

descriptionもご存じと思いますが、Googleなどで検索した際に検索結果の下に表示される説明文のことです。

こちらもソースを編集することなく、設定が可能です。

フォームのクローズ作業にてURLを削除しなくとも対応できる

LPでは使用するフォームの選択が可能です。一方、申込期間が終了した際にフォームを表示させたくない場合は、選択していたフォームを外すことでフォームを非表示にできます。この方法では、たとえページURLをブックマークしていてもフォームは公開されないため、申込期間が終了した後に新しい申込が入るといった問題を防げます。

まとめ

今回は、各機能のメリットをまとめましたがいかがでしたでしょうか。フォームの作成についてどの機能を使用するか判断基準をまとめますと以下の通りです。

  • フォーム:既に運用しているWebサイトがあり、プログレッシブプロファイリング、ボット保護、連動項目などPardotのフォーム機能を使用したい
  • フォームハンドラー:既に運用しているWebサイトがあり、デザイン/入力制御を変更せず、Pardotにもデータを保存したい
  • LP:バニティURLやSEO対策など、ページ設定、また、デザインや入力制御を作りこみたい

どの機能を使ったらよいか迷った際は、上記の判断基準を参考にしていただけますと幸いです。これらの機能から、自社に適したフォームの作成・公開方法の選定をしましょう。