OCMを使ってファイル共有してみた
こんにちは。Oracle Cloud Infrastructure(OCI)特集 編集部です。
今回はOCIで提供されているOCMについて、利用開始までの流れとファイル共有の操作について解説します。
1章:OCM概要
OCM(Oracle Content Management)はOracleがOCI上で提供しているクラウドサービスの一つで、
・クラウドファイル共有(EFSS)
・デジタルアセット管理(DAM)
・Webコンテンツ管理(CMS)
の機能を使うことができます。
今回はクラウドファイル共有機能を利用します。
2章:OCMの利用開始(OCMインスタンスの作成)
本章ではOCMを利用するためのインスタンス作成を実施します。
OCIコンソールにログインし[開発者サービス]-[インスタンス]をクリックします。
インスタンスを作成するコンパートメントを選択し、[インスタンスの作成]をクリックします。
インスタンス名を入力し、作成するコンパートメントを選択して[インスタンスの作成]をクリックします。
エディションによる違いはOracle公式ドキュメントをご覧ください。
https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/content-cloud/administer/starter-vs- premium-edition.html#GUID-743500EB-B173-412D-996D-AFAA2C4F921A
3章:OCM利用ユーザーの作成
本章ではOCMを利用するためのユーザー作成を実施します。
OCIコンソール画面から[アイデンティティ]-[フェデレーション]をクリックします。
Oracle Identity Cloud Service Console のURLをクリックします。
ナビゲーションの[グループ]をクリックします。
[追加]をクリックします。
グループ名を入力して[終了]をクリックします。
ナビゲーションの[Oracle Cloud Services]をクリックします。
作成済みのOCMインスタンスをクリックします。
[アプリケーション・ロール]をクリックします。
[CECEnterpriseUser]のメニューから[割当て済グループ]をクリックします。
作成済みのグループのチェックを付け、[OK]をクリックします。
ナビゲーションの[ユーザー]をクリックします。
[追加]をクリックします。
ユーザー名を入力し、[次]をクリックします。
作成済みのグループのチェックを付け、[終了]をクリックします。
4章:クラウドストレージ機能(フォルダの作成、ファイルの登録、ファイルの共有、会話)
本章ではファイル共有の方法を解説します。
OCMコンソール画面から[ドキュメント]をクリックします。
[作成]-[フォルダ]をクリックします。
フォルダ名を入力し、[作成]をクリックします。
ファイルを登録するには、ファイルをドラッグ&ドロップします。
[アップロード]ボタンをクリックするとWindowsのダイアログでアップロードできます。
5章:OCMクライアントアプリ
本章ではWindows用のクライアントアプリの利用方法を解説します。
OCMコンソール画面右上のボタンをクリックし、メニューの[アプリケーションのダウンロード]をクリックします。
Windowsのダウンロードボタンをクリックし、インストーラをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストーラを起動します。
ダイアログに従ってインストールを完了します。
インストール後にアプリを起動し、サービスURLを入力し、[次]をクリックします。
サービスURLはアプリケーションダウンロード画面に表示されています。
WebブラウザでOracle Cloudのサインイン画面が自動的に開くので、サインインを実行します。
Oracle Content(クライアントアプリ)を開く画面になるので、[Oracle Contentの起動]をクリックしてアプリを起動します。
アプリが起動するのでアカウント名(任意)と同期フォルダの配置先を入力し、[次]をクリックします。
同期するフォルダを選択し、[次]をクリックします。
ダイアログに従って画面を進めます。
指定した場所にクラウドのフォルダが同期されます。
6章:まとめ
OCMを利用することでストレージなどのリソースを気にせずに、手軽にファイル共有を行うことができます。ぜひ本記事を参考に実践してみてください。
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