Oracle Cloud Database Cloud Service(DBCS)について

こんにちは。Oracle Cloud Infrastructure(OCI)特集 編集部です。
今回は、Database Cloud Service(DBCS)を使い、SSH接続とSQL Developer接続、テーブルの作成を行う内容のブログになります。

また、今回の内容に沿った動画がYouTubeにて「Oracle Cloud Infrastructureのご紹介 ~DBCS~」が公開されていますので、是非、ご視聴ください!

 

 

 

 

Database Cloud Service(DBCSとは)

 

・簡単にOracle Dtabaseをクラウドで構築でき、お客様のニーズに沿ったスケーリングの選択や、データの保護をするサービス
・Oracle提供のDatabase、Graphical Interface、Operating System、管理ツールが既にインストール・構築された環境を利用可能
・パッチ適用、企業データの高可用性、データ保護および障害時リカバリを保証されたData Guard、バックアップ、リカバリ等のツールを使い、安全・快適にデータベースを管理出来る
 
 

DBの種類(一部)

続いてDatabaseの種類について一部ですが、主な3つご紹介します。

 

 

 

Databaseについて

データベースは、1960年代初頭の登場し歴史があるものですが、

階層型やネットワーク型は、データの保存と操作に使用するシステムで簡潔ではあるものの、現在も主流であるリレーショナル型に比べると利便性に欠けるものになっています。

上記のほかにも、時代が進むにつれて様々なニーズに応えるべく「NoSQLデータベース」や「自律運転データベース」等種類があります。

 


DBCSのシステム構築

実際に今回行う作業で使う環境の構成図は以下になります。

 

東京リージョン

 

 


DBCS構築

 

では、実際に構築していきます。
ネットワークの構築は、テクバンのYouTubeチャンネル動画内の「Oracle Cloud Infrastructureのご紹介 ~ネットワークサービスについて~
仮想サーバーの構築は、「Oracle Cloud Infrastructureのご紹介 ~コンピュートサービスについて~」を参照してください。

 

まずは、リージョンが東京になっていることを確認し、OCIコンソール画面左上の「ナビゲーション・メニュー」をクリックして検索に「DB」と入力後、検索結果に「DBシステム ベア・メタル、VMおよびExadata」が出てくるので、クリックします。

 

「DBシステムの作成」をクリックします。

 

 

 

コンパートメントの確認をし、赤枠内の設定にしました。(DBシステムの名前は自由に設定してください)

 

 

DBシステムの構成内の「Oracle Databaseソフトウェア・エディション」を今回は「Standard Edition」にしました。

 

 

次に「SSHキーの追加」を行います。「秘密キーの保存」と「公開キーの保存」をクリックし、任意のフォルダに保存します。

 

 

保存をしたら「SSHキー・ファイルのアップロード」で、先ほど保存した公開キーのファイルをドロップします。

 

次にライセンス・タイプの選択を含まれるライセンスのままにし、ネットワーク情報の指定で指定したコンパートメントにある「仮想クラウド・ネットワーク」の選択と「クライアントのサブネット」の選択を行います。

その後「ホスト名接頭辞」に任意の名前を入力します。

 

全て入力をしたら「次」をクリックします。

 

「データベース名」と「PDB名オプション」を任意の名前で設定します。

 

次に「管理者資格証明の作成」のパスワードを設定します。

 

最後に「DBシステムの作成」をクリックします。

 

プロビジョニング中から、使用可能になると構築完了です。

 

 


ターミナルからDBCSにログイン

 

DBCSを構築した後は、WindowsサーバーからDBCSにログインしてみようと思います。

事前にWindowsサーバーにはTeratarmと秘密鍵のファイル、SQL Developerをコピーしたものを置きます。

 

 

 

続いてプライベーサブネットのDBのIPアドレスを確認し、ターミナルからDBシステムに接続します。

接続に成功したら、画面内赤線のコマンド「sqlplus / as sysdba」を入力していきます。

 

赤枠内の結果が出ると接続完了です。

 

 

 


SQL Developerを使ってDBCSにログインとテーブル作成

 

 

次にSQL Developerに接続しますが、その前にコンソールからDBシステムにある、データベースの、DB接続の表示から「簡易接続」の文字列をメモしておきます。

 

赤線の順番でコンソールの「DBシステムの詳細」を表示させます。

 

点が縦に3つ並んでいるボタンをクリックし「DB接続の表示」をクリックします。

 

「コピー」します。

 

 

 

その後、「SQL Developer」を起動します。
あらかじめWindowsサーバーのメモに先ほどの文字列を貼り付けておくと便利です。

 

起動後、緑色のプラスボタンを押し、データベース接続に必要な情報を入力していきます。
赤枠内にある名前、ユーザー名、管理者証明で設定したパスワード、ホスト名は簡易接続でメモした文字列のポートの前までを入力、
サービス名にチェックを入れ、今度はポートの後ろ以降を入力します。

 

入力が完了したら「接続」をクリックします。

 

接続情報を再度入力します。

 

 

接続が出来たので、最後に簡単にテーブル表を作成してみます。

 

接続したDB内のワークシートに例として次の文を入力します。

「CREATE TABLE testtable (id int not null,val varchar(100) not null);」

入力後左上の「スクリプトの実行」をクリックします。

 

作成されました。と表示が出れば完了です。

 

テーブルが作成されると、入力したテーブル名で作成されます。

 


まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

DBCSの構築は複雑そうなイメージがありましたが、簡単に構築することが出来ました!

また、DBCSのような外部と通信を必要としないサービスはプライベートサブネットに置くことで、セキュリティが向上します。

コンソール上で簡単に操作・管理が出来ますので、オンプレミスから移行するのに不安な方もおすすめです。

 

 

 

 


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