DBaaSにパッチ適用をしてみた

Oracle Database のPaaSである DBaaSですが、
最近、DBaaSにパッチ適用を行う機会があったので
その手順を記載しています。

DBaaSへのパッチ適用の流れは次の通りです。

1.DBシステムのパッチ適用
2.DBのパッチ適用

前提
・DBaaSのノードの /u01 ディレクトリに15 GB以上の空き領域があること
・Oracle Clusterwareが稼動し、すべてのノードが稼動していること

注意事項
・DBシステムのパッチ適用時、DBのパッチ適用時はそれぞれDBの停止が伴います。
 (実際に sqlplusで接続していると切断されました…)
 システムを停止させたくない場合は Data Guardなどを検討する必要がありそうです。

※参考(マニュアル)
https://docs.oracle.com/cd/E97706_01/Content/Database/Tasks/patchingDB.htm

1.DBシステムのパッチ適用

まずはDBの土台であるDBシステムへのパッチ適用を行います。

DBの画面を開きます。


「パッチ」をクリックします。
そうすると右側に適用可能なパッチが表示されます。


一旦、パッチ適用の事前チェックを行うにあたり、
メニューから「事前チェック」を選択します。


確認画面が表示されるので「OK」をクリックします。


事前チェックが開始されます。


チェックが完了すると下記のようになります。
(約8分かかりました)


今度はメニューから「適用」を選択します。


確認画面が表示されるので「OK」をクリックします。


パッチ適用が完了すると下記のようにパッチの表示が消えます。


「パッチ履歴」をクリックすると適用したパッチが表示されます。
適用開始と完了の時間も表示されていますが、約30分かかっていますね。



2.DBのパッチ適用

続いてDBのパッチを適用します。

「データベース」をクリックし、右側に表示されるDBの名前をクリックします。
※ここでは db01 です。


表示されたデータベースの詳細画面から
「パッチ」をクリックします。
そうすると右側に適用可能なパッチが表示されます。


一旦、パッチ適用の事前チェックを行うにあたり、
メニューから「事前チェック」を選択します。


確認画面が表示されるので「OK」をクリックします。






事前チェックが開始されます。


チェックが完了すると下記のようになります。
(6分ぐらいかかりました)


今度はメニューから「適用」を選択します。


確認画面が表示されるので「OK」をクリックします。







パッチの適用が開始されます。


パッチ適用が完了すると下記のようにパッチの表示が消えます。


「パッチ履歴」をクリックすると適用したパッチが表示されます。
適用開始と完了の時間も表示されていますが、約21分かかったようです。

以上でパッチ適用作業は完了です。

過去にオンプレミスの環境でClusterwareやDBのパッチを
適用したことがありますが、その時と比べると手数が減って簡単ですね!

また、弊社ブログで DBCS(OCI-C)の作成手順は書いていたのですが、
そもそも DBaaSの作成ブログを書いていませんでした…。
近々掲載しようと思います。