SharePointサイト構築例～Powell 365で全社ポータル

こんちには！テクバンサポートチームの渡辺です。

SharePointサイト構築例の第2回は、第1回でご紹介した「社内ポータル」を、弊社もパートナーとなっている「Powell 365※」で構築するというものです。

Powell 365とは

Powell 365 とは、SharePointサイトの構築と展開を便利にするサードパーティソリューションで、以下の特徴があります。

独自の柔軟なWebパーツ

デザインが良く、高機能な独自のWebパーツが豊富に用意されています。
特に検索クエリを自由に記述できるWebパーツが強力で、複数のサイトから情報を集約することで利便性の高いサイトを構築することができます。

便利でデザイン性の高いヘッダー・フッター機能

Powell 365 では、独自のヘッダーとフッターを提供しています。この中にはサイト内外のリンク、通知、アイテム作成の機能が集約されており、デザイン性と利便性を両立しています。

独自のテンプレート作成機能と展開機能

SharePointモダン機能では、画面上でサイトやリストのテンプレート化ができませんが、Powell 365 では、独自のテンプレート作成機能でサイト構造の定義や複製を簡単に行うことができます。

SharePointクラシック機能で構築されたサイトにもPowell 365 のデザインを適用可能

既に運用中のサイトなど、まだクラシック機能で構成されているサイトにもPowell 365 の美しいデザインを適用することができます。これによりクラシックサイトでもモダンサイト並のリッチな表現が可能になります。

また、Powell 365 で作成するとレスポンシブルのサイトになりますので、スマホなどのモバイルデバイスからも便利に使えるようになります！

サイト構築の概要

それでは、以下のコンテンツを構築してみます！

リンク集
ニュース
ドキュメント
イベント

また、このサイト内に投稿する情報とは別にサイトコレクションをいくつか設け、トップページにそれらの情報を集約しています。用途やメンバーの異なる複数の小さなサイトコレクションを運用すると、一つ一つのサイトコレクションをシンプルに保つことができます。

こうすることで構築・運用がだいぶん楽になりますので、モダン標準機能を運用する場合にもおすすめの手法です。

その他に、Powell 365 を活かして以下の機能を追加しました。

ヘッダー、フッター
検索機能
社員検索機能
マイページ

ここがポイント！

モダン機能を前提とした構築

これからSharePointサイトを新規構築する場合は「モダン」機能がおすすめです。クラシック機能はしばらく更新されていませんし、いつまでサポートされるのかが不明確です。

標準機能のみでは実現できないデザイン・機能

Powell 365 のヘッダー、フッター、Webパーツを使って、デザイン性と機能性を高めています。

テンプレート展開を可能にしました！

Powell 365 の機能を利用してサイトをテンプレート化しています。速く・安く展開できますので、構築をご希望の場合は是非弊社へお問い合わせください！

機能紹介

トップページ

SharePoint全体の情報を集約するページです。複数のサイトコレクションをまたがって最新ニュースを表示する「最新ニュース」の他に、社長室・人事部門・システム部門から発信された情報をそれぞれ表示しています。上記3部門はそれぞれ独自のポータルを持っており、投稿はそちらへ行うという使い方を想定しています。（部門別のポータルについては次回ご紹介します。）

ページの最下部には、動画・天気・RSSを掲載してみました。（これもPowell 365 のパーツとして用意されています）

ヘッダー

通知・投稿・ナビゲーションをヘッダー内に集めています。全社ポータルだけでなく他のサイトコレクションにも同じヘッダーを適用することで、どのサイトを表示していても常に同じナビゲーションを利用することができます。また、デザインにも統一感が出るので、複数のサイトコレクションが一体化して一つのポータルを構成しているような使用感になります。