Flow活用例:SharePointサイトの多言語対応

こんにちは!テクバン サポートチーム 渡辺です。
本日は、まだあまり利用されていない「Flow」の活用例として、
SharePoint Online上で同一コンテンツを多言語で展開する例をご紹介致します。

[利用シーン]

ご紹介するSharePointサイトの利用シーンは以下を想定しています。

  • 社内ポータル上で「お知らせ」を発信する
  • 社内ポータルは多言語対応する

[コンテンツ]

今回は例として以下3つのSharePointサイトを用意しました。
各SharePointサイトには、標準「お知らせ」リストを1つずつ配置しています。

  • 投稿用サイト
  • 閲覧者用サイト(日本語)
  • 閲覧者用サイト(英語)

ご覧の通り、「1つのコンテンツを言語切替しながら閲覧する」のではなく、
「同じコンテンツを複数サイトで公開し、見たい言語のサイトで閲覧する」という方式です。

[画面イメージ]

では、実際に構築したデモサイトの画面イメージをご紹介致します。

  • 投稿画面

  • 閲覧者用サイト(日本語)

  • 閲覧者用サイト(英語)

  • 機械翻訳された文面

[サイトの説明]

このSharePointサイトでは、Flowを利用して以下の処理を実施しています。

  • 投稿者用サイトから各言語の閲覧者用サイトに「お知らせ」をコピーする
  • コピーの過程で文面を機械翻訳する(英語サイトのみ)

投稿者は各言語で個別に「お知らせ」を投稿する必要は無く、
まず投稿者用サイトに投稿を行います。
その後、英語サイトで機械翻訳された文面を修正して作業完了となります。
上記画像でご紹介した通り、機械翻訳の精度は完全ではないため、手動修正は必須ですね。

[終わりに]

いかがでしたでしょうか。
Flowはサービスとサービスの間を繋ぐためのものです。
今回は「SharePoint Online」と「機械翻訳サービス」を繋げた例をご紹介しましたが、
利用できるサービスは他にも多く用意されています。
「SharePoint Online」などマイクロソフト社のサービスはもちろん、
Sales Force, Slack, Google Driveなど外部のサービスも利用できます。
アイディア次第では他にも面白いものが色々と構築できそうですね。