HULFT Square と outlook を接続してみた(メール送信)

こちらは HULFT Square を利用して outlook メールを送信する方法について紹介する記事になります。

<目次>

1.概要

1-1. はじめに

HULFT Squareとは、日本発のiPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)です。
詳しい特徴や機能については、以下のURLをご参照ください。
公式製品ページ:https://www.hulft.com/service/hulft-square

1-2. 作業の目的

このページ内の作業を完了すると、以下の処理ができるようになります。

  • HULFT Square 上に Outlook への
     メール送信サーバ接続コネクションを作成する
  • HULFT Square から Outlook にメールを送信する

1-3. 作業準備

このページ内の作業を開始する前に、以下を準備する必要があります。

  • Outlookを対象とするOAuth 2.0認証コネクション(手順3-2-3で利用します)
  • 上記を作成する際のリフレッシュトークン発行時に利用した
    アカウントのメールアドレス(手順3-2-4・3-2-6で利用します)

HULFT Square上に上記のコネクションを作成するには、
以下の記事をご参照ください。

HULFT Square と outlook を接続してみた(Microsoft 認証設定~OAuth コネクション作成)

また、リフレッシュトークン発行時に利用した
アカウントのメールアドレスについては、
上記記事の手順3-2-5をご参照ください。

2. メール送信サーバ接続

2-1. 作業概要

この章では、HULFT Square から Outlook にメールを送信する際に必要となる
メール送信サーバ接続コネクションの作成手順を説明します。

2-2. コネクション作成手順

1. 左側のメニューから「コネクション」を選択し、コネクション一覧画面を開きます。
 開いた画面から、左上の「+新規追加」をクリックします。

2. コネクターから「メール」、
  種類から「メール送信サーバ接続」を選択し「次へ」をクリックします。

3. コネクションの名前と利用するワークスペースを設定し、「次へ」をクリックします。

4. 以下のように情報を画面に入力して、「接続テスト」をクリックします。

  • ホスト名:
    smtp-mail.outlook.com
  • ポート番号:587
  • SSL接続:STARTTLS

5.利用するIntegrateサービスとプロファイルを選択し、
  接続テストを実施します。

6.接続テストの成功を確認し、「次へ」をクリックします。

7.利用するプロファイルを設定し、「次へ」をクリックします。

8.すべての設定に誤りがないか確認し、「完了」をクリックします。


お疲れ様でした!
これでメール送信に利用するコネクションが作成できました。
続いて、実際にメールを送信するスクリプトを作成していきます。

3. スクリプト作成

3-1. 作業概要

この章では、HULFT Square から Outlookにメールを送付する際の
認証に利用するOAuthコネクションを作成する手順を説明します。

この作業を実施するには、
Outlookを対象とするメール送信サーバ接続コネクションの作成に加え、
OAuth 2.0認証コネクションの作成が必要になります。

メール送信サーバ接続コネクションの作成については
2. メール送信サーバ接続」の内容を、
OAuth 2.0認証コネクションの作成については
記事「HULFT Square と outlook を接続してみた(Microsoft 認証設定~OAuth コネクション作成)」を
ご参照ください。

3-2. スクリプト作成手順

1. HULFT Square デザイナー上で、メール送信に利用するスクリプトを作成します。

2. ツールパレットから「ネットワーク」を選択し、「メール」フォルダの
 「1通メール送信」をドラッグしキャンパス上にドロップします。

3. 「接続先」メニューを開き、「2-2. コネクション作成手順」に
  記載の手順で作成したメール送信サーバ接続コネクションを設定します。

4. 「送信元メールアドレス」欄に、「1-3. 作業準備」にて準備したメールアドレスを入力します。

5.「追加」をクリックした際に現れる「メールアドレス」項目に
  送付先となるメールアドレスを入力します。

6.「認証」タブを開き、「OAuth 2.0 認証」を選択します。
  選択後に現れた入力欄に以下の値を入力します。

7.「メッセージ」タブを開き、「件名」および「本文」欄に任意の内容を入力します。
  入力が完了したら「完了」をクリックします。

8.7までの手順で作成した「1通メール送信」に対して、
 「start」と「end」を画像のように接続します。

9. スクリプトを実行します。


お疲れ様でした!
これでHULFT Square から Outlookにメールを送付することができます。

いかがだったでしょうか?
他にも、様々なケースの対処法を紹介していますので、是非目を通してみてください。


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