MotionBoardでマスター項目を使用する

MotionBoardでグラフや明細表等のアイテムを作成する際、使用するデータソース内の項目に関連する項目を使用したい場合があります。たとえばデータソースに月のデータが存在する場合に四半期のデータを使いたい、都道府県のデータが存在する場合に地域のデータを使いたいといった感じです。
そういった項目を使いたいがデータソースに存在しない場合、追加項目を作成することになります。使用したい項目、および使用データソースと結合できる項目を持つマスターデータが存在する場合、マスター項目として両データソースを結合し、データを取得することが可能です。本記事ではそんなマスター項目について、下図のグラフに「四半期」を追加することを例に紹介します。(バージョン6.1時点での情報です)

まずボード編集画面からグラフアイテムのデータソースエディタを開きます。画面左下の「追加項目作成」を押下すると、表示される画面から作成する追加項目を選択できます。今回は「マスター項目」を選択します。

マスター項目の作成画面が表示されたら、必要項目に情報を入力していきます。
まず「項目名」に名前を入力します。そしてマスター項目を作成する側のデータソースの結合項目、結合先のマスターデータソースの結合項目および取得する項目を選択します。
マスターデータソースは画面の「参照」から参照画面を開くことで選択することができます。今回は下図に示す半期、四半期、月のマスターデータと、月の項目で結合を行います。

マスター項目作成画面
データソース参照画面
使用マスターデータ

こうして作成したマスター項目を作成したアイテムに配置すると、表示される項目にマスター項目のデータが表示されます。表示されるデータは、結合された項目の値と対応するマスターデータの項目値となります。今回の場合は月の項目で結合を行っているため、たとえば4月に対応する四半期の値は、マスターデータより第1四半期となります。

マスター項目の配置
マスター項目の表示

作成したマスター項目は検索条件やリレーションの項目、明細表の表示項目に使用することができます。特に、追加項目の中には明細表に配置できないものがあるという点から、明細表に配置可能であることはマスター項目の特徴です。

検索条件としての使用
リレーションの項目としての使用
明細表の表示項目としての使用


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