MotionBoardで日付グループ項目を使用する

MotionBoardでデータを使用する際、「2020/11/10」のようなフォーマットの日付データを使用することがあります。そして、日付データから年と月の情報だけ抽出したい、日付を四半期でまとめたい、といった要望が発生することもあります。
MotionBoardでそういったデータを使用したい場合、追加項目のひとつである「日付グループ項目」を作成する方法があります。日付グループ項目を使用することで、日付データを特定のフォーマットで表現し、グループ化することが可能です。
本記事ではそんな日付グループ項目について、下図のグラフを編集する形で紹介します。(バージョン6.1時点での情報です)

まずボード編集画面からグラフアイテムのデータソースエディタを開きます。画面左下の「追加項目作成」を押下すると、表示される画面から作成する追加項目を選択できます。今回は「日付グループ項目」を選択します。

日付グループ項目の作成画面が表示されたら、各項目に情報を入力していきます。
「項目名」に任意の項目名を入力し、「対象項目」にはグループ化する日付データを指定します。そして「表示フォーマット」に日付データの表示形式を入力します。ここでは年月の表示にするため、「yyyy/MM」とします。
フォーマットに使用できるパターン文字は、「表示フォーマット」の右側にある?マークにカーソルを合わせることで確認できます。

データの表示形式は、テンプレートを使用することもできます。「テンプレート」から希望の表示形式を選択し、「適用」を押下することで「表示フォーマット」に形式が入力されます。
表示形式のテンプレートを使用してから、「表示フォーマット」の内容を編集するという方法も可能です。

日付グループ項目の情報を入力し「OK」を押下すると、下図のメッセージが表示される場合があります。これは置換文字列を設定していない場合に表示されるものとなります。設定する必要のないフォーマットを使用している場合は、そのまま「OK」を押下して問題ありません。

作成した日付グループ項目は行項目や列項目、検索条件の項目やリレーションの項目に使用することが可能です。

行項目、列項目に配置可能
検索条件に使用可能
リレーションの項目に使用可能

日付グループ項目を使用することで、グラフの表示が年月日の表示から年月の表示に変化したことが確認できます。

日付グループ項目では、日付データを四半期や半期のようなまとまりとしてグループ化することもできます。ここでは四半期として表示するためにフォーマットを「第N四半期」とします。「分割数」でグループ内のデータ数を選択し、分割ごとに置換文字列を入力します。

作成した日付グループ項目を他の項目と併せて配置することはもちろん可能です。たとえば追加項目でない項目「年」と日付グループ項目「四半期」を一緒に配置することで、年と四半期ごとのデータを表示することができます。

通常の項目と追加項目を併せて配置
データが正常に表示される


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