ビジネスに導入するAIといえば?

AI導入の現状


こんにちは、AI情報部の石田です。
最近ニュースではAIや、人工知能などのワードが普通に溢れるようになってきて、うちの会社でもそろそろ検討を進めていかないと乗り遅れるのでは、と気にされている方は多いかと思います。

実際、AIの導入状況はどうなのか調べてみると、2年前の総務省の調査では

((出典)総務省「ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究」(平成28年))

導入済や計画中の企業を合わせても約10%程度であったのが、最近の新聞記事によると以下のような結果が出ております。

出典:「毎日新聞2018年1月5日付 主要121社調査 」より引用

約半数近くの主要企業では導入が進んでいるようですが、2018年がAI元年とも言わるような時代ですので動きだすなら今かと思っております。

各社AIのライブラリの一覧

ところで、AIの導入といいつつ
具体的に何に対して導入ができ、どのようなことができるのか、不明な方も多いと思います。
一言でAIといっても
多くの企業がAIを使ったサービスを開発するためのライブラリを提供しています。それを使えば何でもできそうな気がしますが、各社どのようなことができるのか、特徴はあるのでしょうか。
また特徴から、社内で取り組むためのヒントが見えてこないでしょうか。

主要企業4社について
代表的な導入分野と、そのライブラリをちょっと調べてみました。

■主要企業4社の代表的なAIライブラリ

画像/動画分析 音声認識 自然言語処理
Google ・Vision API
・Video Intelligence
・Speech API ・Natural Language API
Microsoft ・Computer Vision API
・Face API
・Emotion API
・Video API
・Bing Speech API
・Speaker Recognition API
・Language Understanding
・Lingustic Analysis API
・Text Analytics API
IBM ・Visual Recognition ・Speech to Text
・Text to Speech
・Natural Language Classifier
・Conversation
・Discovery
Amazon ・Amazon Rekognition ・Amazon Transcribe
・Amazon Polly
・Amazon Comprehend

表にまとめた結果を見てみると
各社、画像/動画、音声、自然言語などAIを導入できる分野について幅広くマークされていることが分かります。

IBMは2006年から「IBM Watson」の開発を開始し
2011年に米国のクイズ番組「Jeopardy!」に挑戦、激戦の末、人間のクイズ王に勝利することができました。また2012年にはGoogleがYouTube画像からの猫の認識成功、これらの社会現象からAIに対する研究と普及が急速に進んできました。国内では日本マイクロソフト(Microsoft Japan)が開発した会話ボットのAI女子高生「りんな」が有名だと思います。最近ではAmazonが2014年に販売を開始したAI搭載のスピーカー「Amazon Echo」によって、よりAIが身近なものになってきております。

このように各社競い合うようにAIを使った社会現象を巻き起こして来ました。
結果的に、上記表のように各社どの導入分野でもAIのライブラリが充実されるようになり、現在に至っているようです。

ビジネスの場面でAIといえば?


では実際にビジネスの場面でよく使われているAIはどれになるのでしょうか。
さまざま考え方があるとは思いますが、私はビジネスの場面では「IBM Watson」(以降、Watson)が一歩抜きん出ていると感じております。

表にあるとおりWatsonは自然言語に対するライブラリが充実していることが分かります。
いままで日本語の会話文章のような自然言語の集まりは、そのままではデータとして扱い辛い非構造化データとして分類されて来ましたが、AIの登場によって自然言語を解釈できるようになり、活用できる場面が増えて来ました。
Watsonはクイズ王に勝ったように、以前から自然言語の分野で活躍しており、最近ではビジネスの場でクイックに導入できるようソリューションパッケージがまとめられております。
また、IBM以外でも弊社のようにWatsonを使って独自のサービスを提供している企業もたくさん出て参りました。

自然言語というと難しく聞こえますが
単純に日本語でやり取りされる会話ログやメール、何かしらのノウハウをまとめた資料や、その他日本語で書かれているものは自然言語のデータとしてビジネスの場では溢れていると思います。
Watsonはそういったデータに対して、何らかの気づきを与えてくれるサービスを提供してくれます。

ということで、うちの社内にも自然言語で溢れているなぁ~とお気づきの方は
Watsonを使ったAIソリューションの導入を検討されてはいかがでしょうか。

次回は、具体的にWatsonが使われているビジネスの事例を見ていき、具体的な活用方法に迫りたいと思います。

 
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